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発達教育学部 教育学科 教育課程編成・実施の方針

発達教育学部 教育学科 教育課程編成・実施の方針

発達教育学部教育学科「学位授与の方針」に掲げる能力・資質を身につけるため、京都女子大学「教育課程編成・実施の方針」に基づき教育課程を体系的に編成し、カリキュラムマップ、カリキュラムツリーやナンバリングを用いてその体系性・構造を明示します。

教育内容

専門教育においては、共通領域科目との連携を図りながら、子どもから大人までの学びと育ちおよびその支援についての幅広い知識・理解と、「保育探求」「児童文化」「教育探求」「授業探求」「インクルーシブ教育」「音楽探求」「生涯教育」等に関する専門分野について高度の知識・理解・技能を身につけます。学年・セメスターの進行ごとに学びを高め深めていく段階性に留意しつつ、それぞれの分野の専門性に基づき、必要に応じて履修上の区分を設けるなど、体系的な科目配置を行うことによって、各専門分野の学びを確かなものとし、極めて高い達成を目指します。
学修内容に応じ、講義、演習、実験・実習といった最も適切な形態による授業を開講します。卒業年次には、学士課程の集大成として、それまでの学修を総合して指導教員の個別指導を受けつつ、卒業論文または卒業研究に取り組むことを必修とします。

『1年次』
前期では、「発達教育学入門演習」において、子どもから大人までの学びと育ちおよびその支援に関して専門的に学ぶために必要となる、「主体的に認知する力、他者との相互理解に努める力、自ら課題を発見し解決できる力」の基礎を養います。また、後期では、「発達教育学演習I」において、「保育探求」「児童文化」「教育探求」「授業探求」「インクルーシブ教育」「音楽探求」「生涯教育」の7つの分野に関して、子どもから大人までの学びと育ちの支援についての基礎的知識・技能を身に付けます。

『2年次』
前期では、「発達教育学演習II」においても、7つの分野に関して、子どもから大人までの学びと育ちおよびその支援についての基礎的知識・技能を幅広く身に付けます。また、後期からは、「保育探求プログラム入門」「児童文化プログラム入門」「教育探求プログラム入門」「授業探求プログラム入門」「インクルーシブ教育プログラム入門」「音楽探求プログラム入門」「生涯教育プログラム入門」の内、各自が関心のある専門分野について演習形式での学びを通して、専門的知識・技能を身に付け、子どもから大人までの学びと育ちおよびその支援についての学びを深めるとともに、専門分野の研究課題に主体的・協働的に取り組み、批判的・合理的に考える力の基礎と実践力を養います。

『3年次』
発展的講義・演習を通して、特定の分野に関する学びをさらに深めるとともに、これまでの学びを統合した高い実践力を養います。いずれかの分野のゼミに所属し、「発達教育学研究I」「発達教育学研究II」において、各自の興味・関心に応じた主題の設定と主体的な学びにより、批判的・合理的に考える力を養うとともに、課題発見力や課題解決力を身につけ、表現能力・対話能力も高めていきます。

『4年次』
「発達教育学研究III」「発達教育学研究IV」において、一段と専門性の高い知識・技能を身につけるとともに、指導教員の個別指導のもと4年間の学修を総合した卒業研究(論文・制作・演奏)に取り組むことを通して、生涯にわたって学び続ける能力の確立を目指します。

教育方法

  1. 1回生から卒業回生にいたるまで、すべての学年で、少人数演習を必修科目において開講し、調査やレポート作成、プレゼンテーション、ディスカッション、ICTの活用等を通して、主体的で合理的な思考、問題発見・解決能力、多角的な視野、対話により相互理解、情報活用能力等を養います。
  2. アクティブ・ラーニングを取り入れた教育方法をすべての少人数科目で用い、多人数科目においても、極力、取り入れます。

学修成果の評価

学修成果は、学位授与の方針に示す能力の修得状況を基準として評価します。そのため、シラバスには、授業科目と学位授与の方針に示す能力との関連を示すとともに、学習の成果として到達した姿を目標として設定し、到達目標に対応した評価方法を明記します。

発達教育学部教育学科では、所定の単位を習得し、子どもから大人までの学びと育ちの支援に関する幅広い知識・技能及び専門的な知識・理解と実践力を有するものに対して、学位授与とは別に、学修成果の証としてのプログラム修了証を授与します。