特別な環境で「体験する文学研究」 学外フィールドワーク 2回生の「基礎演習」では、京都の地の利を生かした学外フィールドワークを実施。例えば、有名な清水寺、『平家物語』に登場する高倉天皇の御陵や小督ゆかりの清閑寺、江戸時代の豪商・柏原家の屋敷である洛東遺芳館は、どれも90分間の授業中に行って戻ることができる京女ならではの環境。ほかにも、六波羅蜜寺、方広寺、三十三間堂、京都国立博物館なども徒歩20分圏内です。
学内ホールで能楽鑑賞会 新入生歓迎行事 新入生のために、プロの能楽師の方を学内にお招きし、能や狂言を鑑賞する機会を設けています。通常の能楽堂では見られない、装束の着付けやカヅラの髪の結い方、演者の方による解説もあります。新入生からは、「伝統芸能ということで、少し敷居が高い気がしましたが、間の取り方や話の筋書きなど、今の感覚でも楽しく鑑賞できました」といった感想も。
国文学研究の発展を担う大学 充実した研究歴を誇る教員が指導 ※写真:本学図書館所蔵『三十六人歌合絵巻』 京都女子大学国文学会編『女子大國文』は2012年に第22回蘆北賞〈学術部門〉を受賞し、池原陽斉准教授が上代文学会賞と全国大学国語国文学会賞、坂本信道教授が中古文学会賞、小山順子教授が日本古典文学会賞、中前正志教授が日本道教学会賞と説話・伝承学会賞、大谷俊太教授がゲスナー賞(目録・索引部門)銀賞、中西俊英准教授が日本印度学仏教学会賞を受賞しています。
大学独自の学会活動を展開 京都女子大学国文学会 国文学科の教員と在学生、卒業生から構成される京都女子大学国文学会では、毎年5月に「優秀論文発表会」を開催し、優秀な卒業論文や修士論文を書いた卒業生や修了生がその内容を発表。また秋には、教員と学生が文学作品ゆかりの地を訪れる旅企画「国文学会旅行」を実施するなど、交流を深めるさまざまな機会を設けています。