入門演習IIにて現地見学を実施しました（6）

データサイエンス学部の１年生科目である入門演習IIでは，社会で利用されるデータサイエンスを勉強するために，現地見学を実施しています．2023年度は計13の企業・自治体のうち，学生は１つを選んで訪問しました．今回はそのうちの3つを紹介します．
１つ目はダッソー・システムズ株式会社（以下，ダッソー・システムズ）です． 学生たちは，ダッソー・システムズの名古屋オフィスへ見学に行きました．そこで，学生たちが事前に考えてきたプロダクトの利用方法について発表を行い，社員の方々からフィードバックをいただきました． 発表からフィードバックまでを一貫して行うことができ，学生のプレゼンテーションスキルが磨かれただけでなく，自身が学んでいる知識の社会実践の方法を学ぶことができました．
２つ目は塩野義製薬株式会社（以下，塩野義製薬）です．前課題として，COVID-19に関するリサーチクエスチョンを立てること，その検証をするためのデータ分析の利活用法について考えることが与えられ，当日は，学生が塩野義製薬の社員の前で発表を行いました．ニュースなどで頻繁に取り上げられているCOVID-19を題材に，データを利用する立場からのリサーチクエスチョンの立て方やその検証法について塩野義製薬の社員と議論することができました．
３つ目はエイツーヘルスケア株式会社（以下，エイツーヘルスケア）です．事前学習として京都女子大学にて，エイツーヘルスケアの社員より，医薬品の臨床開発とそれを支えるCROの説明をしていただきました．現地見学では，事前学習の知識をもとに， 臨床開発におけるデータサイエンスの魅力を考えるアイデア出しのワークや，その発表を行いました．さらに，エイツーヘルスケアの若手社員によるデータサイエンス職の説明や，そのやりがいなどについてお話を伺うことができ，学生自身のキャリアパスを考えるきっかけとなりました．