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宗教・文化研究所

教育方針

仏教文化を中心に広く宗教と文化に関する研究を推進し、学術の発展に寄与するために設けられているのが宗教・文化研究所です。この他にも、公開講座、懸賞論文の募集、ゼミナールの開講、研究所だより、研究紀要の発行などさまざまな活動を行っています。

宗教・文化研究所公開講座

懸賞論文

宗教・文化研究所では毎年、本学の学生から懸賞論文を募集しています。単なる論評でなく、現代に生きる自覚のもとに、本学の建学の精神を日常生活の中でどのように主体的に把握し、理解しているかを原稿用紙15枚程度(パソコン40字X30行 縦書き5枚程度)にまとめる宗教論文を求めています。応募作品を厳正に審査し、入選者を12月5日の「心の学園」記念式で表彰し、記念品を贈呈しています。

研究活動

「仏教文化及び宗教文化に関する研究」「人文・社会・自然の各分野における研究」という大きく2つのテーマにより研究を行っています。各研究員の研究成果は研究紀要にまとめて発行しています。

宗教・文化研究ゼミナール

野口 実 客員研究員(本学名誉教授)

宗教・文化研究所客員研究員を講師として、本学のみならず他大学の院生・学生などの希望者が自主的に参加するゼミナールが開講されています。
専門分野 日本中世史
研究テーマ 中世武士論
教員メッセージ 開かれた大学として幅広い裾野の研究をしています

私の研究

私は平安中期から鎌倉時代における「武士」を主な研究のテーマにしています。従来、武士は地方から発生して、都の貴族政権を倒していくものだという見方が一般でした。しかし、実は武士こそ生産・流通と情報の集約される場である都市を基盤として成立し、天皇や京都を守護することをアイデンティティとする存在だったのです。私はこうした観点から、王権の所在地である京都の都市空間において武士たちがどのような役割を果たしていたのか、武士と仏教の関わりなど、さまざまな側面から研究を進めています。

ゼミナールでは

本学の立地する京都東山の恵まれた歴史環境を活用し、日本中世の社会や文化について、幅広い視野からアプローチすることを目的にしています。メンバーによる研究報告会や定期的な史料講読会を行います。また、京都周辺の史跡見学会のほか、長期休暇中の研修旅行では全国各地の研究者や院生や学生とも親睦を深めています。メンバーには本学の出身者も含めて関西圏の史学・国文学・考古学・建築史専攻の若手研究者や院生・学生も加わっており、卒論の作成や大学院進学のための指導・助言など、とても良い刺激を与えあっています。
Facebookも開いています。

正信念仏偈データベース

このデータベースでは、真宗各派で用いられている「正信念仏偈」(以下「正信偈」)「念仏・和讃・回向」(以下「念仏・和讃」)のうち、特に各派で日常的に用いられているものを収録した音声のファイルと、その音声を元に旋律を採譜した楽譜のファイルを公開しています。