Follow Us

研究・卒業論文

セミナーレポート

他者の意見や考えに触れながら自身の価値観を研ぎ澄ませていく。

研究テーマ:中国前近代史

中国や朝鮮半島などの歴史(近代以前)から学生本人が興味あるテーマを選び、関連する先行研究や史料を元に掘り下げます。個々人が調べた内容はゼミ生全員で討論し、あらゆる可能性を模索しながらさらに考察を深めていきます。ゼミ活動において私が重視しているのは、他者の考えや意見を参考にしながらも、自分自身の力で研究を進める姿勢です。先人の研究や過去の史料を鵜呑みにせず、当時の歴史的状況を自分なりに吟味し、史実を追究してほしいと思っています。研究によって研ぎ澄まされていく思考や価値観は、その先の人生で必ず役に立つはずです。


史学科 藤本 猛 准教授

卒業論文題目一覧

日本史コースの卒論

【古代】

  • 葬送事例からみる「如在之儀」
  • 尚侍の存在意義の変化について
  • 春日斎女と藤原北家—可多子の退下と斎女廃絶を中心に—
  • 猿女氏と猿女の歴史的変遷
  • 孝謙天皇の皇位継承問題と未婚の関係
  • 源潔姫考—輔弼氏族としての嵯峨源氏と藤原氏の結節点として—

【中世】

  • 観応の擾乱による所領施策への影響について
  • 弘安徳政期の関東御領支配体制から見る霜月騒動の要因について
  • 内乱前後における平氏軍制の様相について
  • 中世における災害と飢饉の関連性
  • 熊野比丘尼から見る女性民間宗教者の世俗化の要因 —勧進から売色へ—
  • 戦国大名長宗我部氏の支配体制とその展開
  • 天正年間から文禄・慶長期における上杉景勝による領国支配について
  • 細川氏と三好氏の権力的連続性
  • 教育機関としてのセミナリヨ —戦国期寺院教育と比較して—
  • 戦国期における民衆の「乱取り」被害の対応について —武田氏・後北条氏を中心に—
  • 戦国期における武家伝奏の役割について

【近世】

  • 仙台藩における天保期の飢饉記録について:別所万右衛門記録の分析から
  • 佐賀城下町人居住地における武士の実態
  • 仁斎学における平等性・差別性と特徴
  • 近世近江における魚肥利用の実態
  • 阿波藍の独占販売体制確立の背景 —大坂市場における商品流通過程と大坂藍仲買を中心に—
  • 近世京都における町代について —古久保家文書にみる職務と任命に関する考察—
  • 文政京都地震における人々の動き
  • 林鵞峰が抱いていた「家」・「イエ」観念—家業・服喪・儒教儀礼を中心として—
  • 日本近世京都における女性相続の実態 ~家屋敷譲り状の傾向と分析から~
  • 明和六年尼崎藩領上知による支配機構の変化とその影響 —大庄屋組の改編を中心に—
  • 宇都宮藩による山陵修補建白の再検討
  • 江戸時代の化粧について
  • 長崎丸山遊廓の遊女と芸子の存在—文政二年の『寄合町諸事書上控帳』より—
  • 幕末期における奥州石川地方の打ちこわしの実態
  • 江戸時代後期における吉原遊廓-『世事見聞録』の分析から-
  • 和宮降嫁と奥向女性 —和宮附女官の人選と役割を中心にー
  • 近世後期における在方中層商家女性の生活と地域社会——「西谷さく日記」の分析——
  • 旅日記にみる近世女性
  • 出版物から見る忍者イメージ
  • 戊辰戦争時における桑名藩主戦派の動向ー会津から箱館降伏までを中心にー
  • 豊臣家臣における黒田孝高の位置づけと動向
  • 萩藩における陪臣-右田毛利家の家臣秋山家を事例に-
  • 農業往来物からみる百姓道徳規範ー百姓話訓を中心に

【近現代】

  • 戦争への市民参加ー第二次世界大戦における生活ー
  • 高橋是清と商標条例が条約改正に与えた影響
  • 三菱と日本海軍 ー関係構築の歩みを辿る-
  • 龍谷女学校の設立と大学部設置計画
  • 皇太子裕仁の欧州訪問 ーイタリア訪問に至るまでの経緯とイタリア訪問の意義ー
  • 四谷シモンの人形制作における題材とその発想
  • 沖縄と本土における沖縄戦報道—新聞にみる視点の相違—
  • 日本の西洋音楽受容に関する見解 文学者永井荷風の場合
  • 明治初期における京都市小学校の教育の変遷について
  • 特別攻撃隊員と女学生 —婦人雑誌・少女雑誌・日記にみる両者の男女間コミュニケーション—
  • 英雄「源義経」の形成
  • 「満州国」におけるラジオ放送の特異性 —放送番組に着目して—
  • 空手の日本武道化
  • 十五年戦争下における岸和田地車祭 —祭礼状況と市民のつながり—
  • 戦時統制下における京都伏見の酒蔵の動き —企業整備を中心に—
  • アジア・太平洋戦争下の在日外国人 ー神奈川県と長野県軽井沢での外国人の生活ー
  • 慰問袋事業の性格の変化 -日露戦争から日中戦争を中心に-
  • 一九四九年プロ野球再編問題 —阪神タイガースを中心にー
  • 上山孝の手記を中心とした日本海軍に志願した人の思想の変化 ─宣伝と教育を踏まえて─
  • 地域空港の必要性—八尾空港と伊丹空港の比較
  • 史跡の地域活用について —一九九〇年代以降の和歌山県水軒堤防の場合—
  • 万国博覧会に反映される時代の流れ—日本万国博覧会を中心に—
  • 一五年戦争期の宝塚歌劇団 —演目からみる観客への影響と宝塚歌劇に求められた役割—

東洋史コースの卒論

【東アジア古代・中世】

  • 前漢末期における孔子子孫 ー孔子十四世子孫の孔光を中心にー
  • 孫呉政権の構成の再分析
  • 道教への発展 -黄老思想から神仙思想、そして原始道教へ-
  • 新羅における青年集団 花郎
  • 唐代中国と古代日本の三月節句の比較~魔除けの象徴との関わり~
  • 不空三蔵の文殊信仰宣布—動機とその背景について—

【東アジア近現代】

  • 中東鉄道が斉斉哈爾の商業に与えた影響
  • 清末から民国の中国人女子学生の日本留学
  • 蔣介石の日本留学と新生活運動から見る対日観
  • 毛沢東と鄧小平政策からみる思想の比較
  • 冷戦期韓国の「自主国防」政策 —日・米・中の政策変容と朴正熙の核開発—
  • 戸籍移転政策の実態

【西アジア・中央アジア・南アジア】

  • モンゴル帝国に於ける有力家系の女性たち ─13世紀を中心に─
  • アウラングゼーブは狂信王だったのか—その統治の再評価—
  • サファヴィー朝後期のイマーム・レザー廟—宗教的影響力の再検討—
  • オスマン帝国における第一次立憲政 ─国際社会のまなざしに着目して─

西洋史コースの卒論

【古代】

  • 王墓の変遷から見る古代エジプト葬祭文書の発展
  • 古王国時代までの王権と祭儀
  • ラムセス2世の対外政策
  • 古代エジプトの狩猟と王権 -新王国時代における変化-
  • 古典期アテナイにおける女性の祭典
  • 大ディオニュシア祭の演劇におけるコレゴス
  • 古代ローマにおけるイシス信仰と女性
  • ローマ植民市ポンペイにおける都市支配層と民衆
  • アウグストゥスの宗教復興におけるウェスタの巫女
  • ドミティアヌス帝のドナウ河流域政策
  • ローマにおけるキュベレ女神の招来と信仰の広がり
  • ローマ帝政期における都市ロンディニウムの成立と盛衰
  • 初期キリスト教における修道制と女性

【中近世】

  • 8世紀のイタリア情勢とローマ教皇 —ビザンツ・ランゴバルド・フランクの間で—
  • 中世ヨーロッパの民衆世界とキリスト教信仰 ーシャルルマーニュの民衆教化と聖遺物崇敬を中心にー
  • ロシア起源問題再考
  • 中世スペインのイスラームとキリスト教 —寛容と不寛容—
  • 中世ノヴゴロドとハンザ都市の交易~1269/70年条約をめぐって~
  • 中世都市社会の発展と売春婦
  • 中世後期の民衆的異端運動—千年至福派と自由心霊派を中心に—
  • 黒死病と人々の信仰
  • ポーランド・リトアニア連合王国における七つの合同
  • 百年戦争期白ユリ諸侯の抗争とフランス王権の統治構造 —シャルル6世期からシャルル7世期にかけて—
  • 中世スペインのユダヤ人追放令と異端審問
  • 16世紀ネーデルラントにおけるブリューゲルの風景画
  • 近世ネーデルラントにおける国際市場の比較
  • 社会的表象としての祭り -中世から近世へ-

【近現代】

  • 軍隊国家プロイセンの近代化とドイツ帝国の形成
  • ナポレオン三世によるパリ都市改造
  • パリ万国博覧会における「日本」像の形成とジャポニスム
  • フランス第三共和政と新しい教育
  • 19世紀フランスにおける新聞の大衆化
  • ヴィクトリア女王時代の労働者階級女性の結婚観の変化
  • 世論と英独海軍競争
  • エストニア人、ラトヴィア人の誕生と、バルト・ドイツ人の支配の終焉
  • ドイツ帝政期からヴァイマル期にかけての女性の自己意識の持続
  • ワイマール共和国期の民衆とナチスの台頭
  • アイゼンハワー政権期の対ソ封じ込め政策と地政学
  • 第二次世界大戦後のイギリスにおける有色移民の流入と人種関係
  • 1960~70年代イギリス政府による「英国病」への対応
  • アイルランド系アメリカ人の反英意識とアイルランド独立運動