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TOPICS

ーICT教育ー
コロナ対応も含めたICTの活用による教育実習。

ICTを活用した教育実習

幼稚園から小・中・高のすべての学校を学園内にもつ大学の特性を生かして、理論と実践の往還をめざした教育実習を実施しています。中でも小学校は、発達教育学部の附属小学校として、学生が教育実習に取り組むことのできる重要な場となっています。2021年度には、COVID-19(新型コロナウイルス)の感染拡大により緊急事態宣言が発令されている中、附属小学校での教育実習を実現するため、ICTを活用した新たなオンライン教育実習モデルを開発しました。そして、このモデルにもとづき、大学(特に教育実習指導室・模擬授業室→Topicsの2参照)と附属小学校とが連携して、オンライン教育実習が実施されました。

ー教育実習指導室・模擬授業室ー
模擬授業・教材作成で実践力を磨く。

オンライン教育実習にも使用

教育実習指導室は、ワンストップで教育実習に関する手続きができる窓口があり、ラボラトリースタッフが丁寧に対応してくれます。教材を作成する広いスペースがあり、材料や道具、教育関連図書も揃っているので、じっくり教材研究をすることができます。模擬授業室は、電子黒板など、小・中学校と同様の設備が整っており、各教科の方法論や実習関連の授業での模擬授業に使用しています。幼児教育や特別支援教育の授業にも対応できる教具なども用意しています。教育実習・教員採用試験の時期には、多くの学生が模擬授業の練習に利用しています。

ー社会教育士ー
「つながりづくり」のエキスパートを育てる。

「社会教育」とは、地域において、子どもから高齢者に至る多様な人々が楽しく学べるような環境づくりを行う教育活動です。このような社会教育の取り組みでは、「人々のつながり」がたいへん重要な意味をもちます。なぜなら人は、人とのつながりの中で、お互いに学び合い、育ち合うことができるからです。発達教育学部では、そんな「つながりづくり」のエキスパート=社会教育士を養成するカリキュラムを提供しています。大学での講義のみならず、近隣地域のさまざまな施設や団体の活動に参加する「実習」を通して、地域におけるつながりづくりを実際に学ぶことができるのも、このカリキュラムの大きな特長です。

ー学生一人ひとりに応じたきめ細かな指導ー
3・4 回生の2 年間をかけて卒業研究を行う。

研究室では個別の卒論指導も

卒業研究は大学4年間の学修の集大成。教育学専攻では、3・4回生に2年かけて卒業研究を行います。1人の教員におよそ7人のゼミ生が配属され、原則として同じ教員が2年間指導します。ゼミの時間が週に1回設けられており、演習室に集まって自身の研究成果を報告、ほかのゼミ生やティーチング・アシスタントの大学院生の意見をもらいます。ゼミ生同士の有意義な議論に加え、多くの資料が揃っている研究室で教員が個別に指導を行うこともあります。特に4回生は各々独自の研究テーマを深めて卒業論文を執筆するため、個別の指導が不可欠です。2021年度の4回生は、ジェンダーやLGBTQ、金融教育など多様なテーマを選択しています。写真の学生は学校における女性管理職について、これまで多くの文献を読んできました。いよいよ校長先生や教頭先生を対象にインタビュー調査を行うために、質問項目などについて打ち合わせをしています。教員と学生との距離が近いことは、京都女子大学の大きな特長です。