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法学部 教育課程編成・実施の方針

法学科 教育課程編成・実施の方針

「法学科学位授与の方針」に掲げる能力・資質を身につけるため、「京都女子大学教育課程編成・実施の方針」に基づき教育課程を体系的に編成し、カリキュラム・マップ、カリキュラム・ツリーやナンバリングを用いてその体系性・構造を明示する。

知識・理解

1年次では、入門科目と並行して、基本六法をはじめとする法学・政治学の基礎的科目の学びが開始され、2年次以降、基本六法の理解を深めるとともに、行政法や労働法、国際法など様々な法領域を広く学び、法学・政治学分野の基礎的な知識と理解を習得することができる。また、1年次の「ジェンダー法Ⅰ」から3年次の「ジェンダー法Ⅵ」までのジェンダー法科目や、「ジェンダー法実習」「平和と女性」において、日常生活から社会構造まで、ジェンダーの視点から分析することを学ぶことを通じて、法学・政治学の諸問題を解決する視点としてのジェンダーに関する基礎的な知識と理解を習得することができる。

汎用的スキル

大学生活に適応し、法学科における学修の道筋についての理解を得るために1年次に「導入演習」「基礎演習」を配置する。2年次から4年次までの各セメスターで配置される少人数の演習科目において、専門分野を深く学びつつ、報告や質疑応答などを通じて、複眼的に思考する能力、コミュニケーション能力、問題発見・課題解決力、プレゼンテーション能力、説得力のある文章力を身につけることができる。

思考力・判断力

2年次以降に開講されるやや高度な専門科目と「ジェンダー法Ⅱ~Ⅵ」、1年次から4年次までの各セメスターで開講される演習科目などを通して、法学・政治学の基本的知識をもとに、社会の中の様々な事象における法学的・政治学的課題につき、必要な情報を収集・分析し、広い視野と根拠に基づいて批判的・合理的に判断する力を身につける。

対話・協働性

各専門科目、特に国際関係法科目と女性のための法学科目等の学びを通して、他者を尊重し、理解に努め、適切なコミュニケーションをとる姿勢を身につける。1年次から4年次までの各セメスターで開講する演習科目での、課題に関する資料の収集・分析・検討に関するグループワークと報告・討論等の中で、個性や能力を活かしながら人とかかわる方法を学ぶとともに、他者を尊重し、協働する力を養う。

主体性

1年次から4年次までの各セメスターで開講される演習科目において、自らテーマを選んで調査・研究・発表を行うことにより、主体的に課題を発見する力を養うことができる。演習科目に加えて2年次の「ジェンダー法実習」等においては、討論や意見交換に積極的に参加することや、グループ・ワークに取り組むことを通じて、各自が個性を活かしたリーダーシップを発揮することを学ぶ。さらに、4年次の「卒業研究」においては、自ら選択した研究テーマを探求し、卒業論文の完成を目指して努力することを通じ、自分の目標にチャレンジする力を身につけることができる。

評価方法

学修成果は、各授業科目の到達目標の達成度について、成績評価基準(試験、レポート、平常点)を用いて評価する。さらに、成績分析や卒業論文・研究、授業アンケート、ジェネリックスキル測定テスト等の結果を用いて、教育課程全体の評価検証を行う。