

宗教・文化研究所
11/1(土)・2(日)「京都女子学園裁縫教育資料展-先輩諸姉の学びに触れる-」開催のお知らせ!
家政学部生活造形学科の青木美保子教授監修のもと「京都女子学園裁縫教育資料展-先輩諸姉の学びに触れる-」を開催いたします。入場無料・事前申込は不要です。ぜひご来場ください。
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京都女子学園裁縫教育資料展-先輩諸姉の学びに触れる-
裁縫教育は、学校制度が整うなかで、女子教育において重要な位置を占めていたものと考えられます。京都女子学園でも、開学当初から「裁縫」は授業科目でしたが、明治44(1911)年には、本学園は、京都高等女学校の併設校として「京都裁縫女学校」を開設しました。以後、本学園の裁縫教育は、社会の変化に即した教育内容を構築し、時代とともに変化しながらも、現在まで連綿と続いています。明治期の男性中心の高等教育のなかで、女性のための高等教育を目指す小さな私塾から始まった本学園が、社会の動向と連動しながら規模を拡大し、確固たる高等教育機関に成長するまでの流れのなかで、裁縫教育は重要な役目を果たしてきたのです。
京都女子高等専門学校(女専)を前身とする京都女子大学には、この女専時代から大学設立後の和服が日常生活に息づいていた時期に裁縫教育の授業において使用されていた見本着物、部分縫い見本、生地見本、和裁教科書、当該時期学生の提出物など、さまざまな教育資料が、長年、家政学部生活造形学科の実習室や研究室の片隅に眠った状態で残されていました。現在の生活造形学科アパレル領域の教育内容は、衣服・繊維・ファッション産業に資する人材育成を主眼としているため、これらの教育資料は、授業での役目を終え、その価値を知られることもなくひっそりと箪笥や収納箱に眠ったままとなっていたのです。しかし、これらの資料は、女子教育の歴史を語るうえで重要な役割をもつ歴史資料であるとともに、裁縫教育の研究に資する貴重な資料でもあります。
そこで、このたび、本学では、家政学部生活造形学科アパレル領域の実習室や研究室に散在する裁縫教育資料を集約し、ナンバリングしてアーカイブ化し、データベースを作成しました。
本展は、この裁縫教育資料の一部をご覧いただく展観です。この機会に、京都東山の麓で学んだ向学心に燃える諸姉の学びに触れていただければ幸いです。
日 時:2025(令和7)年11月1日(土)10時~16時
11月2日(日)10時~15時
会 場:京都女子学園 建学記念館 錦華殿 地階展示室
プリンセスラインバス等公共交通機関でお越しください。
*京都女子大学までの交通アクセスはこちら↓
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その他:入場料無料・事前申込不要
【お問い合わせ】
京都女子大学宗教・文化研究所
〒605-8501
京都市東山区今熊野北日吉町35番地
Tel:075-531-7074
Mail:shukyo@kyoto-wu.ac.jp
【企画・主催】
京都女子大学宗教・文化研究所
【監修】
京都女子大学 家政学部
生活造形学科 教授 青木美保子