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研究所長挨拶

宗教・文化研究所は、仏教文化を中心に広く宗教と文化に関する研究を推進し、学術の発展に寄与することを目的に設置された研究所です。この目的を達成するために、様々な事業を年間を通じて行っています。 
 
年に数回開催する公開講座では、浄土真宗や仏教、あるいは広く宗教文化や日本史など多岐にわたるテーマについて、内外の講師を招いてお話しいただいています。高度な学術的成果を、分かりやすくお話しいただく講座に、多数の方が来場し、熱心に講師の話に耳を傾けています。 
 
また本学の大学生・大学院生を対象として、毎年、懸賞論文を募集しています。親鸞思想や仏教・宗教、あるいは社会的問題をテーマとして、仏教学や専門領域の学びをふまえつつ、自分や社会のあり方に向き合う論文・エッセイが投稿されています。 
 
そしてまた、本学園の名誉教授や教職員が研究員として研究所に所属し、共同研究や個人研究を行ってきました。以上のような活動の成果は、「宗教・文化研究所だより」(年二回発行)と『宗教・文化研究所研究紀要』(年一回発行)において公表しています。 
 
さて、仏教文化研究所を前身として、宗教・文化研究所が誕生したのは、昭和62年のことでした。本学の研究所のなかでも長い歴史を持つ本研究所は、親鸞聖人に体せられた仏教精神に基づく教育を行うことを建学の精神として掲げる本学にあって、その教育理念に根差したかたちで教育・研究活動を推進してまいりました。 
 
ただ、研究所が設立された当時とは、大学、また研究所を取り巻く環境は大きく変わってきています。本学が一貫して保持してきた理念をしっかり守りつつ、一方で時代の変化にも対応することが求められています。今後、研究所の活動がより一層充実し、豊かなものとなるよう努めたいと考えておりますので、皆様にいろいろとご教示いただき、またご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。