ジェンダー教育研究所
【ジェンダー教育研究所学生リーダー】“ジェンダー×仏教” 筑紫女学園大学×京都女子大学の交流会・講演会を開催
2026年2月8日(日)に、本学E校舎103,104の教室にて、筑紫女学園大学女性学研究室の皆さんをお迎えし、私たちジェンダー教育研究所学生リーダー(以下、学生リーダー)との交流会を開催しました。このイベントは、両大学の学生が中心となって内容を企画するもので、昨年実施された本学ジェンダー教育研究所の「連続講座」へ参加いただき、その後交流会を行ったことに引き続き、筑紫女学園大学女性学研究室からお声がけを頂いて、2回目の開催となりました。
今回の交流会では、私たち学生リーダーと筑紫女学園大学の女性学研究室の研修生が、ジェンダーを起点とするトピックをテーマに意見を交わす機会となることを目指しました。本学からジェンダー教育研究所所属の教員2名と学生リーダー4名、筑紫女学園大学女性学研究室の教員2名と研修生5名が参加しました。
京都女子大学と筑紫女学園大学はともに浄土真宗の教えに基づく大学であるという共通点があることから、イベント前半では、筑紫女学園大学女性学研究室の先生方が、現在本願寺ジェンダー平等推進委員を務めておられる浄土真宗本願寺派僧侶の野世阿弥さんを、福井県からお招き下さり、仏教とジェンダーの視点からご講演をいただきました。
野世さんには、『同朋ってなんだろう?問いからはじまる連帯のかたち』をタイトルに、改めて親鸞の教えをご教示いただき、野世さんの考えや仏教を学ぶなかで生まれた問い、フェミニズムの視点から見る仏教の教えなどご講演をいただきました。「家族」や「人とのつながり」といった参加学生にとって身近な場面の例をいただき、仏教の知識が十分でないと考える学生にも分かりやすくご説明いただきました。
ご講演後の感想の共有では、両大学ともに必修の仏教科目の担当教員は全員男性であったため、女性の僧侶によるジェンダーやフェミニズムを起点とした仏教の教えは新鮮な視点だったという声が挙げられました。加えて、ジェンダー平等を目指す現代と、受け継がれてきた仏教の教えとでは齟齬があるのではという意見も共有されました。改めて仏教の視点から社会に目を向けてみることが重要であると感じました。
ご講演後、本学学生リーダーと筑紫女学園大学女性学研究室研修生による交流会を実施し、学生リーダーの院生が進行しました。参加学生は、それぞれの大学におけるリーダーシップ経験を中心に意見交換を行い、入学前と比較して自身が成長したと感じる点を共有するとともに、これまでの活動を振り返りました。昨年の交流会で顔を合わせた学生もいたことから、和やかな雰囲気の中で、時折近況についても触れながら活発な意見交換が行われました。
本イベントを通じて、「ジェンダー×仏教」といったこれまで学生リーダー間では十分に論点となっていなかったテーマで議論し、新たな学びや発見を得ることができました。今後もこのような交流の場を継続し、共に深く学び合える関係を築いていくことが期待されます。
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野世さんのご講演のフライヤー -
筑紫女学園大学の学生との交流会の様子
