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【法学部】名張事件の現地調査を実施しました

 3回生の伊藤ゼミ(刑事訴訟法)の学生9名が、9月9日(水)に、えん罪事件として有名な「名張毒ぶどう酒事件」について、学習会と現地調査を行いました。
当日は、青山学院大学の刑事訴訟法ゼミの学生11名と葛野尋之先生、再審弁護団の小林修弁護士、弁護団との橋渡し&学生現地調査のとりまとめ役として長年この事件にかかわってきた水谷規男先生(大阪大学)にもご参加いただきました。
学習会では、まず、伊藤ゼミの学生から、名張事件の概要、奥西勝さんの自白の内容とその変遷、ぶどう酒の王冠や凶器とされたニッカリンT等をめぐる問題点等を簡単に説明し、また、確定有罪判決ではぶどう酒が現地に到着したのが午後5時頃だとされていることにつき(この到着時刻が重要な争点の一つ)、そのとおりだとすると運搬したR氏の行動に様々な矛盾が生じてしまうことを指摘しました。
小林修弁護士からは事件の問題点とこれまで再審請求で主張されてきた内容等について詳細にお話していただきました。
そして現地調査では、R氏の当日の行動をたどるようにしながら、証言の中で重要なポイントとなる場所や事件の現場をめぐりました。
この事件についての理解を深めるとともに、えん罪が発生する背景にある捜査や裁判のあり方についても検討する良い機会となりました。