【データサイエンス学部】データサイエンス学部専門発展科目「データサイエンス実践概論」にて企業よりゲストスピーカーをお招きしました．

　データサイエンス学部専門発展科目「データサイエンス実践概論」では，企業・自治体からゲストスピーカーをお招きし，実際のデータサイエンス活用事例を通じて、大学で学ぶ知識と現場の実践とのつながりについて理解を深めます．第10回（12月2日（火）実施）の講義では，株式会社IDホールディングスと株式会社アスマークよりゲストスピーカーをお招きしご講演いただきました．
　第10回の講義前半では，株式会社IDホールディングス コーポレートコミュニケーション部担当部長の神沼直人様より，「Waku-Waku する未来を創る ～ID グループ概要とエンジニア育成方針について～」と題しご講演いただきました．講演では，ラフスケッチからのプログラム生成をはじめとした同社でのAIを活用した取り組みや最新のAI活用方法であるAIエージェントについてご紹介いただきました．また，同社で活躍される若手社員についてもご紹介いただき，一日の業務の流れやなぜIDホールディングス社に就職されたのかなど，学生らが今後就職活動を行う上で参考となる情報も教えていただきました．
　講義後半では，株式会社アスマーク リサーチソリューション部リサーチャーグループマネージャーの里村雅幸様より「インサイト産業とデータサイエンス （アスマーク社の事例から）」をテーマにご講演いただきました．講演では，現場でのデータサイエンス活用事例として，あるサービスの継続率向上を目的としたユーザー行動の分析についてご紹介いただくとともに，RやPythonを活用したデータハンドリングと回帰分析をはじめとした多変量解析手法の活用事例，リサーチ会社において結果の背景を考察することの重要性について丁寧にご説明いただきました．
　講義を通して，学生たちはAI活用を積極的に進める企業における取り組みや若手エンジニアが現場でどのような活躍をされているのか学ぶとともに，大学で学ぶ専門的知識がマーケティング分野などのデータ分析でどう活かされているのかについて知ることができる良い機会となりました．