

ジェンダー教育研究所
「キャリアの羅針盤 ~京都女子大学×ダッソー・システムズ株式会社~私たちで拓く!自分らしいキャリア開発ワークショップ」—— ジェンダー教育研究所学生リーダーがイベントを実施しました。
2024年9月19日(木)、京都女子大学「交流の床」にて、京都女子大学とダッソー・システムズ株式会社のコラボイベント「キャリアの羅針盤 ~京都女子大学×ダッソー・システムズ株式会社~私たちで拓く!自分らしいキャリア開発ワークショップ」が開催されました。本イベントは、京都女子大学の学生がグローバルな視点でキャリアを考えるきっかけを得ることを目的とし、ダッソー・システムズ社員の方々との交流を提供するものです。ジェンダー教育研究所学生リーダー(以下、学生リーダー)現代社会学部4年生の松田あんな、金井響加、同じく現代社会学部2年生の櫻井笑理を中心とした計12名が企業様との交渉からイベント企画、ワークシート・チラシの作成、学内広報、ステージの演出等に加えて当日の司会進行も手がけるなどしました。
当日はオープニングとして竹安栄子学長とダッソー・システムズ株式会社代表取締役社長フィリップ・ゴドブ様がイベントの趣旨や期待を語ってくださいました。
イベント前半はダッソー・システムズの社員の方にキャリアに関するご講演をいただきました。ダッソー・システムズの千葉優様は、「私のキャリア選択」というテーマでご講演くださり、理系の高等専門学校を卒業後、人事職を目指したご自身のキャリアパスについて語られました。特に、理系出身でありながら文系職に挑戦されたご経験や、家庭と仕事を両立させるためにどのような努力をなさってこられたかが具体的に共有され、学生に大きな刺激を与えて頂きました。続いて、山口令奈様から「自主性と多様性~なりたい自分の見つけ方~」というテーマでご講演を頂きました。山口様はご自身のバックグラウンドから得られた教訓をもとに、社会に対してどのように働きかけていくか、そしてやりたいことに情熱を持って挑戦することの重要性について熱く語ってくださり、学生たちはその情熱に感銘を受けている様子でした。
その後、参加者は4人ずつのグループに分かれ、ダッソー・システムズの社員の方々と直接対話できる「キャリアのお悩み相談会」が行われました。学生は、少人数で直接質問できる貴重な機会を通して、キャリアや人生に関する具体的な悩みを共有し、実際に企業で働いておられる社員の方々からのアドバイスを得ることができました。このディスカッションは、和やかな雰囲気の中で進み、学生たちは自身のキャリア選択において新たな視点を得るとともに、働くことのやりがいや課題について深く考える機会となりました。
その後、全体での共有タイムが設けられ、各グループの代表者がディスカッションでの気づきを発表しました。参加者から「実際に働く方と少人数で質疑応答ができる機会は非常に貴重で、より良い女性の働き方について多く学んだ」という感想が事後アンケートに寄せられました。また、「新たな道を切り開き、後輩の道を耕すことの大切さを学び、女性のキャリア形成が難しい中で、自分の譲れない価値を見つけて挑戦することが重要だと気づいた」という意見もあり、参加者にとって非常に学びの多い時間となりました。
今回のイベントは、京都女子大学の学生が主体的に企画・運営し、グローバルな視点でのキャリア形成やジェンダーの視点を考えるきっかけを提供するものとなりました。ダッソー・システムズの社員の方々との直接の交流を通じて、学生たちは自らのキャリアに対する考え方を広げ、具体的なアドバイスを得られたと思います。学生リーダーとダッソー・システムズのコラボ企画第一弾のイベントは成功裡に終了しました。学生リーダーとダッソー・システムズは今後も連携し、協力関係を継続していくことを確認しました。
-
社員講演を聞き自分たちのロールモデルの参考にする京女生 -
大いに盛り上がった「キャリアお悩み相談会」 -
大いに盛り上がった「キャリアお悩み相談会」