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現代社会学科

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【現代社会学部】レクチャー・パフォーマンス「Sound / Living — 音(楽)と生きる?」を開催しました

 


2023年12月14日(木) 17:00~19:00、図書館・カジュアルスタディスペースを会場に、「Sound / Living — 音(楽)と生きる?:デジタル音響と社会運動のためのレクチャー・パフォーマンス」を開催しました。ミュージシャンの西田彩ゾンビさん・篠田ミルさんのお二人をお招きし、レクチャー+ワークショップ+ライヴというみっちり贅沢な2時間が展開しました。




レクチャーでは、現代社会学部・日高良祐講師が司会となり、西田彩ゾンビさん・篠田ミルさんそれぞれから、音楽・音響の演奏行為と彼らが実践する社会運動との関係についてお話しいただきました。街頭でのサウンドデモの実践、制作と演奏における個人的な問題の位置づけ、レクチャーの話題は幅の広いものでしたが、音響を演奏・聴取する「身体」のあり方という共通の問題について学ぶことができました。


ワークショップでは、西田彩ゾンビさんにお持ちいただい多種多様なシンセサイザーを用いて、参加した学生たちが実際にいろいろな音を出す演奏が行われました。ツマミをひねったりコントローラーをタップしたり、手で触るだけで音の変わっていく電子楽器の魅力に触れることができたのではないでしょうか。


ライヴでは、篠田ミルさんによるアンビエントなシンセサイザー+PCの演奏を聴くことができました。シンプルな電子音をもとにしながらも、会場の空間全体が鳴り響くような浮遊感のある聴取体験でした。かっこいい。

電子的なメディア技術を用いて音楽・音響を演奏・聴取することは、私たちの「身体」に直接的に響き渡り、それを通じて社会へとアプローチする手法について、深く思考・体感することができました。ゲストのお二人、ご来場いただいたみなさま、そして運営協力をしていただいた発達教育学部・坂本光太助教に、あらためて感謝申し上げます。



(日高良祐)