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現代社会学科

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【現代社会学部】佐藤ゼミ(3・4回生)が京都国立近代美術館企画展「きもののヒミツ:友禅のうまれるところ」を鑑賞しました

 7月23日(水)に京都国立近代美術館を訪問し、企画展「きもののヒミツ:友禅のうまれるところ」を鑑賞しました。江戸時代から現代までの友禅染裂、友禅染の小袖・振袖や下絵、模様・見本帖、友禅染の絵柄に影響を与えてきた絵画や工芸品が展示されていました。友禅染の工程を示した映像もありました。今回は、図案や下絵の変遷を軸とした展示でしたが、友禅染の模様はこれまで文学や日本画家、東洋・西洋のデザイン、百貨店などの影響を受けて大きく変化してきました。「力」のある新しいデザインを求める人々の試行錯誤が感じられる展示でした。学生たちはノートと鉛筆でメモをとりながら、終始真剣に鑑賞していました。
 佐藤ゼミでは、手仕事の現代的な価値について、商品・文化財・アート・民間の4点から考えています。今回の鑑賞では、文化財やアートとして残る手仕事について検討しました。もしかしたら、着物愛好家にとってはファッションとして、また一部の人にはデザインソースとして捉えられていたかもしれません。手仕事から生まれた展示品から、現代の人々は何を感じているのでしょうか。引き続き、考えていきたいと思います。