

現代社会学科
【現代社会学部】嘉本ゼミのフィールドワークを実施しました(奈良・橿原市編〜エピソード1)
嘉本ゼミ4回生 下西若葉(ときどき嘉本)
嘉本ゼミで奈良をフィールド・ワーク、5月1日は橿原市、2日は下市町を訪れました。4回生の私(下西若葉さん)は橿原市出身で、現在は「奈良県の橿原市と葛城市のまちの持続可能性の比較」を卒業論文のテーマとして研究しています。私は橿原市を「終わっていくまち」=このままでは何十年か後に機能できないととらえていました。
このテーマに関連して、嘉本伊都子先生が橿原市でのフィールドワークを提案してくださいました。その話を聞いた大学職員の阿部さん(下市町出身)が、「せっかくなら下市町にも来てください!」と声をかけてくださり、現地をご案内いただけることになりました。(ということで、下市町に行くという、願ってもないチャンスをいただき、予定した葛城市は行くことができませんでした。嘉本)
1日目 橿原市
初代天皇である神武天皇が祀られている橿原神宮を訪ねました。いつもは閑散としていますが、たまたま陶器市が開催されており賑やかでした。〈写真①〉
次に、地元の私がおすすめする甘樫丘の展望台に登りました。ここは、大和三山である畝傍(うねび)山・香久山・耳成(みみなし)山が見え、奈良盆地を一望できます。3回生の富士元亜美さんは「歴史の教科書では知っていたけど、奈良には古墳があちらこちらにあるし、百人一首の天の香久山も見えて感動した」と言っていました。古代に、盟神探湯と呼ばれる、熱湯に手を入れ、火傷の有無で罪の真偽を判定していたところでもあります(諸説あり)。〈写真②〉
お昼ご飯は、ドラマの撮影現場などにも使われたことがある今井町でおなかいっぱい食べ、腹ごなしに?世界一デカい無印良品を訪れました。最近オープンしたばかりですが、こんなところに作ってどうするんだと私は思っています。徳岡真美さんは、「橿原市は、歴史だけでなく現代的な魅力も感じられる場所でした。中でも印象に残っているのは、無印良品に併設された書店です。シンプルで洗練された空間に、本が丁寧に選書されていて、『暮らし』と『知』が自然に結びついたような感覚になりました。買い物だけでなく、自分と向き合える静かな時間を過ごせるのだろうなと印象的でした」と私とみているところが違います! 〈写真③〉
嘉本先生は「橿原市は、郊外のベッドタウンって感じだね。聞いていたより。地方の県庁所在地と雰囲気が似ている。イオンも郊外型。車前提に町が成り立っている。阿部さんの下市町や明日香村の人が都会と思う場所が橿原。島根の人が都会と思う場所が出雲市や松江市、その構造とよく似ている。規模がある程度あるので住民が危機感を感じないのではないか。」阿部さんと嘉本先生との会話「奈良って、国宝がごろごろところがっていて、しかも間近に見られる」に冨士元さんは衝撃を受けたそうです。また奈良に見に来てくださいね。
エピソード2につづく・・・
嘉本ゼミで奈良をフィールド・ワーク、5月1日は橿原市、2日は下市町を訪れました。4回生の私(下西若葉さん)は橿原市出身で、現在は「奈良県の橿原市と葛城市のまちの持続可能性の比較」を卒業論文のテーマとして研究しています。私は橿原市を「終わっていくまち」=このままでは何十年か後に機能できないととらえていました。
このテーマに関連して、嘉本伊都子先生が橿原市でのフィールドワークを提案してくださいました。その話を聞いた大学職員の阿部さん(下市町出身)が、「せっかくなら下市町にも来てください!」と声をかけてくださり、現地をご案内いただけることになりました。(ということで、下市町に行くという、願ってもないチャンスをいただき、予定した葛城市は行くことができませんでした。嘉本)
1日目 橿原市
初代天皇である神武天皇が祀られている橿原神宮を訪ねました。いつもは閑散としていますが、たまたま陶器市が開催されており賑やかでした。〈写真①〉
次に、地元の私がおすすめする甘樫丘の展望台に登りました。ここは、大和三山である畝傍(うねび)山・香久山・耳成(みみなし)山が見え、奈良盆地を一望できます。3回生の富士元亜美さんは「歴史の教科書では知っていたけど、奈良には古墳があちらこちらにあるし、百人一首の天の香久山も見えて感動した」と言っていました。古代に、盟神探湯と呼ばれる、熱湯に手を入れ、火傷の有無で罪の真偽を判定していたところでもあります(諸説あり)。〈写真②〉
お昼ご飯は、ドラマの撮影現場などにも使われたことがある今井町でおなかいっぱい食べ、腹ごなしに?世界一デカい無印良品を訪れました。最近オープンしたばかりですが、こんなところに作ってどうするんだと私は思っています。徳岡真美さんは、「橿原市は、歴史だけでなく現代的な魅力も感じられる場所でした。中でも印象に残っているのは、無印良品に併設された書店です。シンプルで洗練された空間に、本が丁寧に選書されていて、『暮らし』と『知』が自然に結びついたような感覚になりました。買い物だけでなく、自分と向き合える静かな時間を過ごせるのだろうなと印象的でした」と私とみているところが違います! 〈写真③〉
嘉本先生は「橿原市は、郊外のベッドタウンって感じだね。聞いていたより。地方の県庁所在地と雰囲気が似ている。イオンも郊外型。車前提に町が成り立っている。阿部さんの下市町や明日香村の人が都会と思う場所が橿原。島根の人が都会と思う場所が出雲市や松江市、その構造とよく似ている。規模がある程度あるので住民が危機感を感じないのではないか。」阿部さんと嘉本先生との会話「奈良って、国宝がごろごろところがっていて、しかも間近に見られる」に冨士元さんは衝撃を受けたそうです。また奈良に見に来てくださいね。
エピソード2につづく・・・
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〈写真①〉橿原神宮にて(以下、写真は嘉本撮影) -
〈写真②〉奈良三山が展望できる甘樫丘 -
〈写真③〉イオンモール橿原の近くにできた無印良品