歴史学科
【歴史学科】日本史演習ⅠA(京都歴史遺産・小原ゼミ)の現地調査
日本史演習ⅠA(京都歴史遺産・小原ゼミ)では、京都の史跡・文化財の実地調査などを行いながら、歴史を学んでいます。今年度の前期は嵯峨をフィールドに定めて、4~5月の授業で関連論文・地名辞典・絵図・地図などを精査・検討し、6月の現地調査において確認すべきポイントを洗いだしていきました。嵯峨については、「山城国葛野郡班田図」(平安前期)、「舎那院御領絵図」(鎌倉初期)、「亀山殿近辺指図」(鎌倉末期)、「大井郷界畔絵図」(南北朝期)、「応永鈞命絵図」(室町期)などの古絵図が残っており、絵図に描かれた往時の景観をたよりに、現在の道路・水路などにも注意しながらフィールドワークを行いました。
最初に清凉寺の境内を散策し、石仏・石塔や狂言堂を確認しながら古代から近世にいたるまでのこの地の歴史と信仰を体感できました。その後、各絵図に描かれた堂舎や道路・水路の痕跡を注意深く探りながら、絵図に描かれた範囲をくまなく歩きました。中世以来の道路が現在も道として生きていることや、絵図にみえる道の屈曲・湾曲した形が今でも確認できることに驚くとともに、現在の社会が歴史の積み重ねの上に成り立っていることを改めて実感できました。
