現代社会学科
【現代社会学部】合同ゼミ発表会!桃山学院大学の彭永成ゼミと現社嘉本伊都子ゼミ
現代社会学部 嘉本伊都子
「先生~、スノーマンでしか卒論書けなーいと言われて大変苦労しました。」という話をしたら、桃山学院大学の彭永成先生からお声掛けいただき、2025年12月12日(金)本学で合同ゼミを開催することになりました。
彭永成先生は、現社でもお世話になった京都大学の佐藤卓先生のお弟子さんで、恋愛とメディアを専門に研究されています。地べたを這う実証研究が多い嘉本ゼミとは全く違う、先行研究をしっかり読み込み、メディアと恋愛・結婚を絡ませながらの発表が多く、嘉本ゼミ生たちも多いに刺激をうけました。どちらも4回生が発表の中心でしたが、3回生も卒論構想、がんばりました。
桃山学院大学の卒論テーマの一例をあげると、『別冊マーガレット』にみるヒロインになれなかった「もう一人のヒロイン」の分析や、西野カナの恋愛ソング分析、“結婚してもアイドル”像の二宮和也論など女子学生の分析のあと、男子学生の卒論発表を久々に聞きました。話題になったTVドラマ『おっさんずラブ』からお見合い結婚とアプリコンまで面白かったです。
嘉本ゼミ最強の?4回生の二人のツッコミに桃山学院大学の学生さんはアウェイ感を感じたのか、あまり桃山学院の学生さんからツッコミがなかったのが残念でした。おそらく、方法論が違いすぎて面食らっちゃったのかもしれません。途中で嘉本ゼミ4回生が先生の自己紹介してくれと言い出してくれて、同じ社会学でもアプローチの仕方は社会学の数だけあることを説明したのですが、最初にすべきでしたね。嘉本ゼミの4回生は、消滅可能性自治体の比較(前日に後鳥羽上皇仮説なるものができた)、分散型ホテルと地域創生、独立系図書館の3本でした。彭先生の素晴らしいフォロウに感動した4回生でした。
桃山学院大学3回生の田中みな実の「あざとさ」の変容という目のつけどころがユニークな発表にたいして、嘉本ゼミの3回生は営業職女性のここ10年の育休復帰の変化(前期はジャニーズで書くと言っていたのですが)、女子大は生き残るのか?(スラムダンクの分析に挫折)、欅坂46のサイレント・マジョリティの歌詞分析(分析できてましたかしら?)、毒親についてという「あざとくない」発表でした「あざとい」発表をするには、自分が何を論じたいかしっかりとした自覚がないとできませんからね。
13時に始まり、18時に終わりました。長時間お疲れ様ということでピザをとってラウンジで懇親会。女子大に来校した感想を男子学生2人に聞くと、休憩時間にC校舎のコンビニにいったら「一斉に冷たい視線を浴びて怖かった」そうです。きちんとピンクのビジターカードをぶら下げて行ったのに。共学の女子は特に冷たい視線を感じなかったそうですが、机にガムがくっついてない、消しゴムのカスが残ってない、など「綺麗」と感想を述べてくれて、なるほど「あたりまえ」とおもっていることが「あたりまえ」ではないのだという社会学的考察ができて面白かったです。
桃山学院から遠路はるばる京都の東山までお越し下さり、ありがとうございました。嘉本ゼミ生たちは「むっちゃ面白かった~楽しかった~」と口々に言っておりますので、やって良かったなと思います。
「先生~、スノーマンでしか卒論書けなーいと言われて大変苦労しました。」という話をしたら、桃山学院大学の彭永成先生からお声掛けいただき、2025年12月12日(金)本学で合同ゼミを開催することになりました。
彭永成先生は、現社でもお世話になった京都大学の佐藤卓先生のお弟子さんで、恋愛とメディアを専門に研究されています。地べたを這う実証研究が多い嘉本ゼミとは全く違う、先行研究をしっかり読み込み、メディアと恋愛・結婚を絡ませながらの発表が多く、嘉本ゼミ生たちも多いに刺激をうけました。どちらも4回生が発表の中心でしたが、3回生も卒論構想、がんばりました。
桃山学院大学の卒論テーマの一例をあげると、『別冊マーガレット』にみるヒロインになれなかった「もう一人のヒロイン」の分析や、西野カナの恋愛ソング分析、“結婚してもアイドル”像の二宮和也論など女子学生の分析のあと、男子学生の卒論発表を久々に聞きました。話題になったTVドラマ『おっさんずラブ』からお見合い結婚とアプリコンまで面白かったです。
嘉本ゼミ最強の?4回生の二人のツッコミに桃山学院大学の学生さんはアウェイ感を感じたのか、あまり桃山学院の学生さんからツッコミがなかったのが残念でした。おそらく、方法論が違いすぎて面食らっちゃったのかもしれません。途中で嘉本ゼミ4回生が先生の自己紹介してくれと言い出してくれて、同じ社会学でもアプローチの仕方は社会学の数だけあることを説明したのですが、最初にすべきでしたね。嘉本ゼミの4回生は、消滅可能性自治体の比較(前日に後鳥羽上皇仮説なるものができた)、分散型ホテルと地域創生、独立系図書館の3本でした。彭先生の素晴らしいフォロウに感動した4回生でした。
桃山学院大学3回生の田中みな実の「あざとさ」の変容という目のつけどころがユニークな発表にたいして、嘉本ゼミの3回生は営業職女性のここ10年の育休復帰の変化(前期はジャニーズで書くと言っていたのですが)、女子大は生き残るのか?(スラムダンクの分析に挫折)、欅坂46のサイレント・マジョリティの歌詞分析(分析できてましたかしら?)、毒親についてという「あざとくない」発表でした「あざとい」発表をするには、自分が何を論じたいかしっかりとした自覚がないとできませんからね。
13時に始まり、18時に終わりました。長時間お疲れ様ということでピザをとってラウンジで懇親会。女子大に来校した感想を男子学生2人に聞くと、休憩時間にC校舎のコンビニにいったら「一斉に冷たい視線を浴びて怖かった」そうです。きちんとピンクのビジターカードをぶら下げて行ったのに。共学の女子は特に冷たい視線を感じなかったそうですが、机にガムがくっついてない、消しゴムのカスが残ってない、など「綺麗」と感想を述べてくれて、なるほど「あたりまえ」とおもっていることが「あたりまえ」ではないのだという社会学的考察ができて面白かったです。
桃山学院から遠路はるばる京都の東山までお越し下さり、ありがとうございました。嘉本ゼミ生たちは「むっちゃ面白かった~楽しかった~」と口々に言っておりますので、やって良かったなと思います。
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発表原稿はスマホに入っている! -
パワーポイントが見やすかった! -
先行研究もきちんとおさえた発表原稿=卒論!
