Follow Us

現代社会学科

#現代社会学科

【現代社会学部】「Re:bloom 〜ふくで、くらしをつなぐプロジェクト〜」がサミットで銀賞・審査員特別賞を受賞しました!

らしつよチャレンジ採択事業「Re:bloom 〜ふくで、くらしをつなぐプロジェクト〜」グループは2025年8月3日(日) Femtech Japan主催の「『誰もが快適な生理を』サミット2025 in KANSAI」に登壇し、「掲示物部門 銀賞」、「スピーチ部門 審査員特別賞」を受賞しました。このサミットは、学校や企業のトイレへの生理用品設置に取り組む団体がスピーチを行うコンテストです。高校・大学・企業など多様な立場からの事例報告を通じて、生理に対する考え方や取り組みが共有されました。 
  
「Re:bloom 〜ふくで、くらしをつなぐプロジェクト〜」グループは、衣類ゴミ削減とより快適で安心な大学生活を目指し、京都女子大学の学生から古着の回収・藤花祭での販売を通して、得た収益を学内の生理用品設置に活用しています。本サミットでは、私たちが考える生理用品を大学に設置することの意義や活動の一部についてお話致しました。 
 
普段あまり話題にされることのない生理がどのような歴史をたどってきたのか、今後どのような社会を目指していきたいのか、参加者の熱い気持ちに触れ、多くの刺激を受けました。また女性としての当事者である私たち自身でさえ気づかなかった意見に触れ、自分たちの視野が大きく広がったと感じています。 
 
各団体の取り組み内容は多様でしたが、その中でも共通していたのは「生理用品がトイレにあることが当たり前な社会を」ということでした。かつて駅にトイレットペーパーが設置されていなかった時代があったように、「当たり前」は社会の行動と意識の変化によって形づくられます。 
 
もちろん、生理用品の設置がすぐに広く普及するわけではありません。予算や制度、偏見や無理解など、乗り越えるべき壁はまだ多く存在します。しかし、必要性を感じた教育機関や企業が独自に取り組みを始めたり、多くの人が生理について語り合う本サミットが開催されたり、社会の流れは少しずつ変わっています。 
 
本サミットでは、多くの気づきと学びを得ることができました。 
これらを今後の活動に活かしながら、京都女子大学に関わるすべての人にとって、少しでも役立つ取り組みへとつなげていきたいです。 

 (文責:大西 沙弥)