

心理共生学科
【心理共生学科】認知症予防研究の一環で住民健診をしました!(岩原昭彦教授)
令和7年2月20日(木)と21日(金)に、東山研究の一環として家政学部の先生方と共同で、京都市東山区役所内で138名の地域住民の方を対象に住民健診を実施しました。
東山研究は認知症予防を目的とした健康支援システムを構築する研究です。東山研究では、地域住民の健康状態を把握し、必要に応じて健康指導を行っています。これらの活動を通じて、地域住民のウェルビーイングに寄与することを目指しています。
住民健診では、血液検査、運動機能検査、身体機能検査、認知機能検査の各検査を実施しました。これらの各検査に加えて、栄養状態調査、心理状態調査(うつ病と幸福感)、問診(生活習慣と既往歴)といった調査も実施しています。認知症や生活習慣病の発症に心理学的要因がどのように寄与しているのかを検証しています。
学生スタッフとして心理共生学部の学部生さんにも多数参加していただきました。この健診で収集したデータを使って卒業論文や修士論文を執筆する人もいます。学部生や大学院生に保健領域での実践を体験してもらうよい機会になっています。
【参加学生の感想】
「昨年から2度目の参加になります。健康・医療心理学や成人・老年心理学で学んだことが、このように実践されているのかと思うと、何か感慨深いものがあります。私もこの分野に関わってみたいと思うようになりました。」
保健・医療分野、特に保健分野での公認心理師の活躍が期待されています。地域の高齢者のウェルビーイングを支援する専門家を目指すきっかけになってくれることを期待しています。
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住民健診での認知機能検査