【現代社会学部】講演会「社会における女性活躍－自分のキャリアを考えよう－」を開催しました

 

京都女子大学現代社会学部は、「現代社会の実態を知り、課題を発見し、解明に挑む」を理念としており、複雑化した現代社会を理解するためにさまざまな学問分野からアプローチしています。本学部では、「経営学」「社会学」「経済学」「心理学」「哲学」などから個々の興味・関心に応じて主体的に専門的な学びの方向性を選択できます。

このような学部の理念に基づき、2023年11月29日、現代社会学部の3年生を対象に、将来のキャリアを考える講演会を開催しました。 女性起業家、女性のキャリア形成を専門とする経営学の研究者をお招きして、より広い視野から、キャリア形成をとらえるにはどうすればいいのか、ご経験や研究成果などをもとにお話しいただきました。最後に、大手企業の人事採用担当者からは、目前の就活に関するアドバイスもいただきました。

1人目の講師、起業家の赤坂美保様には、「自分のキャリアは自分でつくれる」と題したご講演をいただきました。赤坂様は、世の中が大きく変わる今、様々な選択肢や道筋が無数にあると話し、そんな今だからこそできる、自分の望むキャリアをつくるためのヒントを話してくださいました。

2人目の講師、甲南大学経営学部教授の奥野明子先生には、「女性労働とダイバーシティ」と題したご講演をいただきました。奥野先生は、図表を用いて日本の女性労働の特徴を説明し、これから社会に出る女性のより良い働き方のヒントを提供してくださいました。

3人目の講師、大手企業の人事採用担当者の武田様には、「自己分析を通じて、学生側・採用担当者両方の視点を知ろう」と題したご講演をいただきました。目前の就活に関する貴重なアドバイスをいただきました。

学生が質問しやすいように、最後に会場にてフリートークの時間を設けて、参加者がそれぞれ興味・関心を持っている講師の元に行って気軽に話をしていました。参加者から、「人に甘えながら省エネで生きている自分を変え、自己理解を深めていきたい」や、「これからは自分で自分のキャリアを想像しながら形成していくことが求められると感じた」などの感想がありました。

参加者にとって、目前の就活だけではなく、将来のキャリア形成における自主性の重要性について改めて考える貴重な機会となりました。

(江　向華)