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現代社会学科

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江口聡教授が監訳したラジャ・ハルワニ『愛・セックス・結婚の哲学』が出版されました

 

現代社会学部教員が翻訳(監訳)した書籍が出版されました。

ラジャ・ハルワニ『愛・セックス・結婚の哲学』(名古屋大学出版会・2024年)

江口教授は全体の監訳(企画、訳語の決定、訳文の最終的な判断、訳者解説など)をおこなっています。詳細は出版社ウェブサイトをご覧ください。

https://www.unp.or.jp/ISBN/ISBN978-4-8158-1154-9.html

監訳者(江口)から:
ハルワニはレバノン出身のアメリカの哲学者で、「セックスの哲学」と言われる分野で世界的に著名です。刺激的なタイトルに見えるかもしれませんが、人間生活のなかで大きな部分を占める恋愛やその他の種類の愛(友人愛、親子愛など)、性的な活動や欲求、それに結婚制度に関するとても真面目な哲学書であり、英語圏での「分析哲学」(言葉や概念の分析と明確化をおこなう)や倫理学基礎的な入門書でもあります。国内ではSNSでジェンダーやセクシュアリティについての議論が盛んですが、そうした議論に哲学がどのように貢献できるのかということが理解できる本になっています。