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英語文化コミュニケーション学科

#英語文化コミュニケーション学科

英文学科授業紹介(第1回)「英語科教育法1~4」

●はじめに
「英文学科授業紹介」というシリーズ名で、これからしばらくのあいだ、英文学科の授業科目について皆さまにご紹介いたします。第1回目の今回は福島知津子先生がご担当の「英語科教育法1~4」という名前の科目です。

なお、英文学科では異文化理解・英米文学・英語学などの分野はもとより、英語教育学の分野も学べます。英文学科の英語教育学分野は、中学校・高等学校の英語教員になるために特化されたものであり、「英語をしっかり学びながら、教員免許を取得したい」という人にはうってつけです。「小学校でも英語を教えたい」という人にもぴったりです。

●「英語科教育法1~4」について(福島知津子先生より)
これらの科目は教員免許取得のための必修科目で、京都女子大学で中学校・高等学校の外国語(英語)の免許取得を目指す人は、英語のプロフェッショナルになるために英文学科で学ぶ必要があります。

英語教育学理論は日進月歩です。スポーツ理論でも昔は「練習中に水を飲んではいけない」と言われていたのに、今は反対に「水を適宜飲みましょう」と変わってきているようです。英語教育学理論でも、昔と今では考え方が変わってきているところがあります。

1年次に「英語科教育法1」で得た知識を総動員して、2・3年次の「英語科教育法2~4」で模擬授業などを行います。


●「英語科教育法1~4」Q&A(受講中の英文学科生より
Q1. 英語科教育法で学んだ理論は、あたなにとってどのような印象ですか。
A1.なかには難しい理論もありましたが、どれも興味深いものであり、これらを学んだことによって今まで受けた英語教育の論理的を分析できるようになりました。(TTさん)
A1.難しいと感じました。それぞれの理論に自分が取り入れたいところがあったり、現実的には難しかったりするところがありました。また、一言で「英語を教える」といっても様々な理論があり、様々な教え方があるのだなと思いました。(KYさん)

Q2. どの理論が一番印象に残っていますか。
A2.私が一番印象に残っている理論はコミュニカティブ・ランゲージ・ティーチングです。生徒一人一人にとって真実である言葉で英語を習わせるという部分がとても面白いと思いました。(TTさん)
A2.CLT(コミュニカティブ・ランゲージ・ティーチング)。英語でのコミュニケーション能力を育てるための教授法で、私にとっては理想的な理論だと思いました。(KYさん)

Q3. 三年生で3回目の模擬授業はどういうところが自分で変わったと思いますか。
A3.三年生の模擬授業では、二年生の頃と比較して慣れが生まれた分、人前で授業をするという度胸がついたと思います。また、英語教育についての知識が深まったため、人に教えるということへの責任感が強まり、それが模擬授業への念入りな準備につながりました。(TTさん)
A3.私は、1回目も2回目もZoomでの模擬授業だったので初めての対面での模擬授業でした。大きく違ったのは発声ですオンライン上だと音量さえ上げてもらえば全員に声が届きますが、教室内だとそうはいきません。声も大きければ良いのではなく、聞き取りやすさが大切なので、今後は気を付けていきたいと思いました。あとは、時間配分を間違ってしまい授業時間を大幅に余らしてしまったのでうまく配分していかないといけないと思いました。(KYさん)

Q4. 「英語科教育法1~4」の授業をとろうか、迷っている後輩や高校生へメッセージをお願いします。
A4.少しでも英語教師になりたいと思っている方は英語科教育法を履修することをおすすめします。英語教育の理論など、英語を教えるうえで必要不可欠なことを学ぶことができます。もしも途中で履修をやめることになったとしても、その知識は将来(こどもを持った時など)、必ず役に立つと思います。ぜひ、前向きに検討してみてください。(TTさん)
A4.たくさん理論を学んだり模擬授業への準備が多かったりと大変ではありますが、英語を学ぶ意義や授業を作るとはどういうことなのかが分かり、自分の将来を見つめ直すことができる授業です。他の学生から学ぶことも多く、私はとっていてよかったと思っています。(KYさん)

(以上です)