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【法学部】京都朝鮮初級学校・付属幼稚班の子どもたちと交流しました

 11月17日(月)に市川ゼミの4回生2名と3回生8名が、京都市醍醐にある京都朝鮮初級学校・付属幼稚班の子どもたちと交流しました。

「国際関係論・平和研究」を専門とする市川ゼミではマイノリティーの視点から考えることをテーマとしています。

ゼミでは2018年から朝鮮学校のオモニ会(保護者会)と交流しています。朝鮮学校には公的な補助がほとんどなく図書室の本も少ないと知り、本を贈る活動もしています。
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京都朝鮮初級学校の子どもたちとの交流会は2022年度から始まりました。2023年度からはオモニ会の方たちのサポートも受け、本にちなんだポップ作りなどのアクティビティやドッジボール、しっぽ取りゲームなどをして交流を楽しみました。オモニ会の方たちとも沢山お話し、貴重な気づきの詰まった時間となりました。市川ゼミでは、この活動をこれからもずっと続けたいと思っています。

ゼミ生の感想を紹介します。

朝鮮学校で子どもたちと直接、顔を見合わせ、交流することで私自身がいかに社会に蔓延する偏見や差別を持っていたかに気付かされました。朝鮮学校を訪れることで視野をさらに広く持つことの大切さを感じました。

事前学習として在日朝鮮人の歴史について学ぶ中で、無知・無関心であることの恐ろしさを知った。今後は自分が持つ情報だけで物事を判断したり、周囲の当たり前を鵜吞みにしたりしないようより一層注意しつつ、社会に広く関心を持ち主体的に学び続けたい。

初めて会う相手なのに壁を作らず、まっすぐに関わってくれる子どもたちのおかげで、あっという間に距離を縮めることが出来た交流会。実際に顔を合わせて一緒に遊んだり活動したりする中で、ゼミで日頃取り組んでいる活動の意味をより深く実感できただけでなく、相手の気持ちや考えを身近に感じることの大切さもあらためて知ることができました。

最初は互いに緊張があったものの、最後には「来年もしっぽ取りやろー!」と生徒さんが言ってくれるなど、今から来年の交流会を楽しみにしてくれていることに嬉しさを感じたし、次年度はより入念に準備を重ねたいと思った。また、生徒さんだけでなくオモニ会の方々との交流の時間も設けていただき、学校全体として市川ゼミに歩み寄っていただいていることに心が暖かくなった。