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教育学科

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【発達教育学部】カンボジアの研究活動(仲井先生)

 2009年12月、私が昔小学校教員をしていた1年目に世界遺産アンコールワットがあるカンボジアを初めて訪れました。その時に、農村部の学校建設に携わり、すべての子ども達には教育を受ける環境があることはとても大切だと悟り、継続的にカンボジアと関わってきました。そして、2024年8月、私はカンボジアの都市部と農村部にある学校(幼稚園含む)を訪問し、授業を観察し、学校や地域の方にインタビュー調査を行い、現地の教育を調べてきました。その結果、カンボジアの学校では、理科室などの特別教室があまり設置されていないことを知りました。私の小学校教員の実務経験を基に理科分野の教科書を分析し、教室で実験や観察が可能な理科の授業を研究しています。2025年3月末、今年度に取り組んだ研究成果を京都女子大学発達教育学部紀要第21号へ論文執筆し、日本理科教育学会オンライン全国大会2025(京都女子大学令和6年度研究経費助成を受けた)で発表しました。今後もどのような教育が必要で重要なのかを調査し、子ども達のより良い成長に繋がるような研究をしていきたいと思います。