

教育学科
【発達教育学部】花ブロックの研究が新聞とラジオで紹介されました!(坂井先生)
みなさんは,「花ブロック」を知っていますか?沖縄でよく見られるコンクリートのデザインブロックのことです。花ブロックは,「光や風を通しながら目隠しもする」という自然をうまく活用した建材であり,台風による飛来物からの防護の役割も兼ねているため,沖縄の風土にあっています。また,コンクリートという無機質な素材であり,耐久性・遮光性・遮熱性にも優れています。花ブロックは,本来の建材としての用途だけでなく,そのデザインをモチーフとすることによって,いろいろな雑貨等が制作・販売されています。
2年前から,沖縄の小学校の先生方と共同で,この花ブロックを題材とした研究に取り組んできました。これまで第6学年の算数科「対称な図形」と花ブロックを関連づけた教材や,社会科「戦後の日本」における戦後沖縄の歴史学習と花ブロックを関連づけた教材の開発と実践を行ってきました。この度,算数科でデザインしたオリジナルの花ブロックを,図工科で木工制作する学習に合わせて,私も沖縄を訪問し,3Dプリンタで花ブロックを制作する方法について,子供たちに紹介しました。こうした沖縄の子供たちのための花ブロックをテーマにした教育・研究について,沖縄タイムスとラジオ沖縄が取材に来てくれました。
・ラジオ沖縄は2月20日の18時からのニュースで紹介していただきました。
・沖縄タイムスは2月27日の地域ニュースの誌面で記事を掲載していただきました。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1533633
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1533633
沖縄の先生方からは,花ブロックは身近に当たり前にあるもので,教材として意識したことはなかったという声をよく聞きます。花ブロックは,沖縄の文化・環境・産業とも関わっておりSDGsを考えるきっかけにもなりますし,沖縄には,花ブロック以外にもSDGsにつながるいろいろな地域素材があります。今後も,沖縄の地域素材を生かした教材の開発に取り組んでいきたいと思います。みなさんも,自分の地元の地域素材に目を向けてみると,面白い教材が見つかるかもしれませんね。