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教育学科

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【発達教育学部】京都女子大学人形劇団たんぽぽ(松崎ゼミ)

 松崎ゼミでは、3・4回生の2年間をかけて実践活動と卒業研究の両面から児童文化学の探究に取り組みます。実践活動では、「京都女子大学人形劇団たんぽぽ」として学外に出向き人形劇の上演活動を行っています。 
毎年度、人形劇の新作を1本制作しますが、令和6年度は、井村淳:脚本を参考にして、サムイル・マルシャーク原作の物語より「ちいさいおしろ」をつくりあげました。今年度の3回生は音楽が得意な学生が多く、アコーディオンや鍵盤ハモニカなどを中心とした生演奏を取り入れ、音楽や歌にあふれる素敵な人形劇になりました。 
11月に初舞台を踏んだこの人形劇は、その後、依頼を受けた子育て支援の場や保育所などで上演を行っています。 
ちいさいお城の住人となるカエル、ネズミ、ニワトリ、ハリネズミ。そこにやってくる、オオカミ、キツネ、クマ。この小さな4匹と大きな3匹の対決に、子どもたちはハラハラしながらお人形劇の世界に入り込み、舞台をじっと見つめ観劇してくれます。 
上演活動を通し、大人とは違う子どもの観劇の姿・反応があることを知り、子どもにとっての人形・人形劇とはどんなものなのか、また、観客と上演者・上演者同士の一体感のなかで楽しむ一回性のライブならではの人形劇の楽しさを学生自らが感じたことで、そんな特性を持つ人形劇が子どもの育ちにとってどんな教育的意義を持つのかなど、上演後のセミでは話し合って考えたりもしています。 
 大学を出た地域での活動は、子どもたちとの直接的な関わりを通し、多くのことを学ぶ機会となっています。