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データサイエンス学科

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【データサイエンス学部】必修科目「データサイエンス基礎演習Ⅰ」にて企業・行政でのデータサイエンス利活用についてご講演いただきました -その2-

 データサイエンス学部必修科目「データサイエンス基礎演習I」では,自治体,企業から講師をお招きして実際の現場でのデータサイエンス活用事例についてご講演いただき,学生のデータサイエンスに対する理解を深めています.前期では全3回実施します.本記事では,7月16日(水)に行われた第2回目のご講演について紹介します.
 第2回では,2回生約100名の学生が,西宮市,株式会社日本経済新聞社,中外製薬株式会社からお招きしたゲストスピーカーの講演を拝聴し,企業や自治体でのデータサイエンス活用事例について学びました.
 西宮市からは,「自治体におけるデータ利活用の取組み」をテーマに西宮市総務局デジタル推進部部長の荒川清晟様にご講演いただきました.講演では,西宮市デジタル推進部で取り組まれている地域社会DXの推進事業の概要についてご紹介いただきました.実際に行われたデータ分析事例について分析方法から結果の考察まで丁寧にご説明いただきました.講演の最後には,自治体におけるデータ利活用の可能性,公務員の業務のやりがい,仕事をするうえで重要なポイントなど学生に向けたお言葉も頂戴しました.
 株式会社日本経済新聞社からは,「日本経済新聞社におけるデータ活用」と題して同社データテクノロジストの東海林岳寛様にご講演いただきました.講演前半では,日本経済新聞社の電子版記事を閲覧した会員のデータの取得方法と取得したデータの具体的な活用事例についてご紹介いただきました.後半では,東海林様の経験などに基づいて将来どのようなデータサイエンティストを目指すのか,在学中に将来のために何ができるのかなど熱心にお話しいただきました.
 中外製薬株式会社からは,バイオメトリクス部PHCデータサイエンスグループのグループマネージャーである杉谷康雄様に「病気のない世界への統計・データサイエンスの貢献」をテーマにご講演いただきました.講演では,臨床試験の例などを挙げて製薬会社での創薬の過程におけるデータサイエンス・統計業務についてご説明いただきました.さらに,近年のヘルスケアデータと分析手法の変化の例として,Real World Data (RWD)やデジタルデバイスを活用したデータ収集・分析の事例についてご紹介いただきました.
 講義を通じて, 企業・自治体の業務におけるデータサイエンスの役割や今まさに行われているデータ分析事例などについて学ぶことができるだけではなく,学生のうちにできること・やっておくべきことについて教えていただくなど学生自身の今後のキャリアを考えるうえで有意義な講義となりました.
  • 西宮市によるご講演の様子(講演者:荒川 清晟 氏)
  • 株式会社日本経済新聞社によるご講演の様子(講演者:東海林 岳寛 氏)
  • 中外製薬株式会社によるご講演の様子(講演者:杉谷 康雄 氏)