【データサイエンス学部】DS学部・阿部教授が指導している研究者が日本計算機統計学会の学会賞（奨励賞）を受賞しました

データサイエンス学部の阿部貴行教授が博士研究を指導しているエイツーヘルスケア株式会社の平野真太郎氏が，日本計算機統計学会第39回大会（2025年6月12-14日，鹿児島県鹿児島市）において，次の学術論文について学会賞（奨励賞）を受賞しました．

日本計算機統計学会・学会賞（奨励賞）は，本会・学会員の若手研究者が本会・学会誌に発表した論文の中で，優秀と認められるものに対して与えられる賞です．

対象論文：
平野真太郎, 阿部貴行 (2024)．生存時間データに対するネットワークメタアナリシスのための統計モデルおよびソフトウェアの比較．計算機統計学 37(1) 53-72．

【ネットワークメタアナリシス】
メタアナリシスは，複数の研究の結果を1つに統合しエビデンスをより強固にすることを意図する統計手法です．通常のメタアナリシスは2つの処置を比較する研究（例えば，新薬とプラセボを比較）を統合しますが，ネットワークメタアナリシスはベイズ統計学なども用いて複数の処置の比較の結果を統合します．医療分野では，色々な病気の診療ガイドライン作成などにも活用されている方法です．