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データサイエンス学科

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データサイエンス学部専門発展科目「データサイエンス実践概論」で農林水産省近畿農政局よりゲストスピーカーをお招きしました

  データサイエンス学部専門発展科目「データサイエンス実践概論」では,企業・自治体から講演者をお招きし,実際のデータサイエンス活用事例についてご紹介いただくとともに課題をご提供いただき,より実践的なPBL学習を通じてデータサイエンスに対する理解を深めます.第3回(10月1日実施)と第8回(11月12日実施)の講義では,農林水産省近畿農政局よりゲストスピーカーをお招きし,行政でのデータサイエンス活用事例の講義とソフトウェアの操作実習を行っていただきました.
 第3回講義前半では,近畿農政局統計部調整課長の神朋哉様より「農水省の統計調査色々見てみよう」と題し,行政で行われている統計調査についてご講演いただきました.講演では,水稲の作況指数の比較や米の農業物価統計調査(生産者価格)と小売物価統計調査(小売価格)に差が生じる仕組みなど具体例を用いて,調査機関,調査対象,調査項目の違いに注意しながらデータの分析・比較を行う必要性についてご説明いただきました.
 第3回講義後半では,近畿農政局統計部経営・構造統計課構造統計係長の村上秀樹様より「地域の農業を見て・知って・活かすDB」の活用をテーマにご講演いただきました.講演では,地理空間情報データを扱うソフトウェアQGISと農林水産省が公開する「地域の農業を見て・知って・活かすDB」を活用したデータ分析例などをご紹介いただき,活かすDBの概要およびデータの取得方法などについて丁寧にご説明いただきました.
 第8回の講義では,村上様から改めて活かすDBについて詳細なデータの見方,QGISを用いた地図上へのデータの可視化について講義を行っていただきました.講義の後半では,学生らが各自のPCにインストールしたQGISを用いて,「京都府の農林業経営体数」を農業集落別で地図上に可視化する操作実習を行っていただきました.学生らも初めて使用するソフトウェアということもあり,手が止まる場面もありましたが,近畿農政局の皆様にフォローしていただきながら実習を行うことができました.
 2回の講義を通して,学生らは行政(農林水産省)で行われる統計調査とその調査結果がまとめられたデータの取得・活用方法について学ぶとともに,QGISの操作実習によってデータの新たな可視化方法を実践する良い機会となりました.
 
  • 農林水産省の統計調査に関する講義の様子(第3回講義)
  • QGISを用いた地理空間データの可視化に関する講義の様子(第8回講義)
  • QGISの操作実習の様子(第8回講義)