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データサイエンス学科

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データサイエンス学部選択科目「データサイエンス実践概論」にてダッソー・システムズ株式会社をお招きしてPBL学習を実施しました

  データサイエンス学部選択科目「データサイエンス実践概論」では,企業・自治体から講演者をお招きし,より実践的なPBL学習を通じてデータサイエンスに対する理解を深めます.第1回(9月17日(火)実施)と第4回(10月8日(火)実施)の講義では,ダッソー・システムズ株式会社よりゲストスピーカーをお招きし,災害発生時の車両を用いた避難行動に関する課題についてグループ・ディスカッションを行うPBL学習を実施しました.
 第1回講義前半では,ダッソー・システムズ株式会社技術部パートナー&スキルエクセレンスの林様より,バーチャルツインと3DEXPERIENCE platformを活用した航空機製造の例を挙げ,製造の過程でどのようなデータやアプリケーションが必要になるのかなど企業でのデータサイエンス利活用について分かりやすくご紹介いただきました.
 第1回講義後半では,パブリックセクター・ディレクターの熊野様より,ダッソー・システムズ株式会社が参画する令和6年度スマートけいはんなプロジェクトについて,本プロジェクトで実施する水害発生時の車両を利用した避難行動の検証について詳細にご説明いただきました.講演の最後にはPBL課題として,災害避難時に車両を利用する際の問題点などについて調査・考察し,レポートにまとめる課題を提示いただきました.
 第4回講義では,学生の課題レポートに対するフィードバックとして,課題の意図を正しく読み取れていたか,どのようにレポートを構成するべきかなど講評をいただきました.フィードバックを踏まえたうえで学生らは,「災害時の避難準備時間をどのように推計するのか」,「複数地点を経由する車両避難に要する時間の推計に必要な条件は何か」という2つの課題に改めて取り組みました.学生らは,少人数のグループごとに文献の調査やディスカッションを行いながら課題について意見をまとめ,代表者による発表も行われました.
 2回の講義を通じて,学生が実社会におけるデータサイエンスの適用例について考え,積極的な意見交換を行う機会をご提供いただきました.本講義でご紹介いただいた令和6年度スマートけいはんなプロジェクトについては,今後学生の中から希望者を募集しワークショップや学外でのプレゼンテーションを実施する予定です.
 
  • 林様によるご講演の様子(第1回講義)
  • グループワークの様子(第4回講義)
  • グループワーク後の発表の様子(第4回講義)