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性暴力撲滅プロジェクト

#性暴力撲滅プロジェクト

痴漢・盗撮の被害軽んじてませんか/ Webページ版のポスターを作成しました!

 こんにちは!性暴力撲滅プロジェクト学生ブログ運営スタッフです。 
 
 みなさんは、痴漢・盗撮といった性暴力の被害についてどのように考えていますか? 性暴力は、被害を受けた人の尊厳を深く傷つける行為です。しかし、被害を受けた人がどれほどの恐怖や苦痛を感じても、その痛みはしばしば社会の中で軽視され、踏みにじられてしまいます。 
 
 2024年度は、駅構内に掲示されたポスターだけでなく、Webページ版のポスターも作成しました。 
 
 このポスターでは、被害者が痴漢や盗撮の被害を受けて感じたこと、そしてその被害について他者から言われた言葉によってさらに傷ついたことを、社会が「土足で踏み躙る」様子として表現しました。「早く忘れよう」「大したことない」—こうした言葉は、被害の深刻さを否定し、まるでその痛みが取るに足らないものであるかのように扱います。 
 
 しかし、それは本当に些細なことなのでしょうか?被害者の心に残る恐怖や無力感、日常の安心が奪われることの重さを、私たちはどれほど理解しているのでしょうか?このポスターを通じて、性暴力の実態を直視し、第三者として無意識のうちに被害を軽視していないかを問い直してほしいと考えています。  
 
 また、このweb内での「痴漢・盗撮を軽視していませんか?」というページでは、アンケート調査をもとに痴漢・盗撮が社会で軽視されている現状を述べています。この調査で痴漢被害を受けたことがあると回答した方を対象とした「痴漢被害について、世の中でどのように考えられていると感じるか」というアンケートでは、2枚目の写真の通り「痴漢の被害が軽く捉えられていると感じる」が56.0%を占めています。このことから、被害者は痴漢の被害が社会で軽視されていると感じていることが分かります。また、「被害後に生じた生活への影響」というアンケートでは、3枚目の写真の通り、45.7%が私生活に何らかの支障をきたしています。被害者の中には、「外出するのが怖くなった」や「学校・仕事をやめた」など、被害後の日常が大きく変わっている人もいます。一人ひとりが痴漢・盗撮の被害に対して正しい認識を持ち、痴漢・盗撮が深刻な性暴力であるという問題の重要性を理解することが求められると考えます。 
  • Web掲載のポスター
  • 痴漢被害について、世の中でどのように考えられていると感じるか
  • 被害後に生じた生活への影響