

食物栄養学科
【大学院(食物栄養学専攻)】特別講義(第2回)「食環境・生活関連化学物質の環境汚染と生態毒性研究の最前線」が開催されました。
2021年7月3日(土)13:00~17:30(B117)に有薗幸司講師( 熊本大学大学院薬学教育部特任教授、前熊本県立大学環境共生学部食健康科学科教授)による大学院「食物栄養学特別講義」(第2回)が開催されました。
有薗講師によると、生態毒性研究とは生体と生態に関する毒性研究という意味で使っているとのことです。
講義では、タイトルの「食環境・生活関連化学物質の環境汚染と生態毒性研究」、次に「ネオニコチノイド系殺虫剤の健康リスク」や「有機フッ素化合物の生態毒性と環境リスク」、さらに「大気汚染とCovid-19の死亡リスクとの関連」について、最先端の研究を紹介していただきました。
最後に、「多くの疾患の発症には遺伝的要因と環境要因がかかわっており、遺伝子を変えることはできないが、食生活と生活環境を見直すことで疾患の罹患リスクを低減することは可能である」、とまとめられたのが印象的でした。