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教育学科

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【発達教育学部】「きょうだい・家族のかたち・フォーラム」を開催しました。

 前期の最終盤、2025年7月19日、京都女子大学発達教育学部主催で、土曜日1日をつかって、「きょうだい・家族のかたちフォーラムと伊勢真一監督『大好き』上映会の二本立ての、長丁場の取り組みとなりました。外部からの参加者もふくめて150人以上の方々が集い、考えあいました。
 
発達教育学部は、2019年度より特別支援学校の教員養成を開始して、6年目となっています。この間、障害のあるきょうだいをもつ当事者(「きょうだい児」)の存在,ヤングケアラーの存在,そして障害のある当事者とその家族のありようを並行して考えてきました。いわゆる「きょうだい児」の抱える課題は,現代における親子の関係,家族のありよう,恋愛のかたち,コミュニティ内での人間関係のありようや未来の家族を創っていくことなどへと広がりをみせていく課題となっています。障害のあるなしにかかわらず今日的な課題を含む、「きょうだい」「家族」を考えるフォーラムと映画の上映では、それぞれ参加者がみずからの問題として考える良い機会となりました。
とりわけ、「きょうだい・家族のかたちフォーラム」では、障害のあるきょうだいの「当事者」三名に、きょうだい、家族とその未来を語っていただきました。「きょうだい児」として生きてきた壮年の方からの経験をきき,その経験と照らして,若い二人の経験を重ねて,現代の青年たちのこれからと家族の今後のかたちについて考えあいました。