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英文学科 新着情報

2023年09月19日

英文学科教員 最近の教育活動 佐伯惠子先生 

 担当教員による授業紹介:「英語で読む京都」

 

 英語で書かれた京都案内のテキストを読み、京都の史跡や特有の風物が海外の視点からどのように紹介されているかを知るとともに、日本文化を紹介するために役立つ英語表現を学ぶ授業です。

 

 京都御苑、八坂神社、清水寺、南禅寺、平安神宮、本願寺、哲学の道、三十三間堂、嵯峨、嵐山、伏見稲荷など、外国人にも人気の高い観光地を紹介する文献をみんなで読みました。各地の見どころだけでなく、京都の歴史、建築や仏像や絵画などの文化財、神社仏閣でのマナーの紹介からお土産情報まで満載の英語文献を手分けして日本語に訳していきました。その上で、発表者はさらに自分なりに他の文献や各観光地のホームページや京都観光のサイトを調べ、パワーポイント資料を作成してプレゼンテーションをする、という流れで進めました。

 

 京都以外の都道府県から来ている人たちには京都を知る良い機会になり、在学中にあちこち行ってみたい場所ができたようです。京都に住んでいる人にも知らなかったことが沢山あるとわかり、京都を再発見する機会になったようです。留学先でできた友人に英語で京都案内する楽しみができたという人もいました。

 

 最後の課題として「外国人のための1日京都観光の英語パンフレット」を作りました。工夫する点は沢山あります。どういった人にどこを案内するのか、季節はいつか、旅の目的は?等々。出来上がったパンフレットは冊子タイプのものから、折りたたんでポケットに入れるタイプまで、様々です。若い女性のグループ向け、小さな子どものいるファミリー向け、トレッキング好きの若い人向け、富裕層のシニア夫婦向けなど、対象も様々。春の桜、夏の花火・海水浴・浴衣、秋の紅葉、冬の雪景色など、お薦めの季節も様々です。とても多様でワクワクするようなパンフレットが出来上がりました。写真で紹介しているものはごく一部です。

 

 最終回では、自分が作ったパンフレットを紹介しあい、作成の工夫と魅力的な内容を共有し、京都愛が芽生えた授業となりました。