【データサイエンス学部】必修科目「入門演習II」にて企業でのデータサイエンス利活用についてご講演いただきました－その1－

データサイエンス学部の必修科目「入門演習II」では自治体や企業から講師をお招きし，実際の現場でのデータサイエンス活用事例に関するご講演をいただき，学生のデータサイエンスに対する理解を深めています．「入門演習II」では全３回おこないます．本記事ではその第1回のご講演について紹介します．
第1回の11月19日（水）は１回生の約100名の学生が，NTT西日本株式会社，株式会社マイナビ，株式会社角川アスキー総合研究所の合計３つの企業からの講演を拝聴し，データサイエンス活用事例について学びました．
NTT西日本株式会社のご講演では，エンタープライズビジネス営業部デジタルビジネス推進部門デジタルデータビジネス担当　酒井様より「データサイエンスの実例とデータサイエンティストに求められるスキル」をテーマに，データサイエンスの活用事例とその際に必要なスキルついてご講演いただきました．特に，データサイエンティストの業務の一連の流れについて，実例をもとに説明いただき，実際の業務での困難や，やりがいについて説明いただきました．さらに，実例の中から必要なスキルについて具体的に説明いただき，そのスキルを伸ばす行動のとり方なども含め力強いアドバイスをいただきました．
株式会社マイナビのご講演では，就職情報事業本部京都キャリアサポート課　水田様より「【実践ワークで考える】学生生活と進路選択」をテーマに，自身の行動と社会人基礎力のつながりから自分の強みと弱みを明らかにし，改善していく方法についてご講演いただきました．講演の中では，これまでの自身の行動の振り返りからスキルチェックを行い，具体性と期限をもった目標設定を作るワークを行っていただき，自身の強みと弱みと将来なりたい自分との間をどのように埋めていくかの計画の立て方を丁寧に説明いただきました．
株式会社角川アスキー総合研究所のご講演ではソーシャルイノベーション事業部事業推進部 スタートアップ支援課　松原様より「日本のスタートアップエコシステムのハブASCII STARTUP の取り組み（角川アスキー総研・各種事業から）」をテーマにスタートアップ企業と支援者をメディアでつなぐASCII STARTUP事業の紹介から，スタートアップ企業がつながった結果，どのように価値創造がなされているかを紹介いただきました．特に，コミュニティを創る，醸成することの重要性を事業紹介の具体例を通してご講演いただき，企業だけでなく学生間のつながりの重要性を説明していただきました．

全体を通して，データサイエンスに必要な知識だけでなく，コミュニティの中での自身の立ち位置を見つめ，将来の自己形成に向けた計画を立てることの重要性を改めて認識できる良い機会となりました．