【データサイエンス学部】データサイエンス学部専門発展科目「データサイエンス実践概論」にて企業よりゲストスピーカーをお招きしました．

　データサイエンス学部専門発展科目「データサイエンス実践概論」では，企業・自治体からゲストスピーカーをお招きし，実際のデータサイエンス活用事例を通じて、大学で学ぶ知識と現場の実践とのつながりについて理解を深めます．第9回（11月25日（火）実施）の講義では，西松建設株式会社と株式会社ベネッセコーポレーションよりゲストスピーカーをお招きしご講演いただきました．
　第9回の講義前半では，西松建設株式会社技術革新部部長の前啓一様より，「ゼネコンにおけるDX」をテーマに，建設業におけるデータ利活用についてご講演いただきました．講演では，実際の施工における4D施工計画と工程のシミュレーションの様子，山岳トンネルの建造でのデジタルツインの取組など動画資料をもとに丁寧にご説明いただきました．併せて，同社における営業活動に関わるデータ分析の実例として，顧客データ分析の結果や営業マンの個人別営業活動のダッシュボードの作成，ChatGPTの利活用方法についてご紹介いただきました．講演の最後には，少子高齢化が進む社会の中で建設業界のDX技術の重要性についてお話しいただきました．
　講義後半では，株式会社ベネッセコーポレーションの原 様より「エンドユーザーの手ざわりのあるITキャリア」と題し，AI技術など様々なテクノロジーが進化している社会の中で，日本を代表するDX企業の一つである株式会社ベネッセコーポレーションでの取り組みなどについてご講演いただきました．講演では，同社での取り組みや業務の様子など動画資料をもとにご紹介いただきました．加えて，中高生向けのスマートウォッチや子供向けのPCキーボード，歴史学習へのAR技術の活用など教育分野などでのデジタル技術の理事活用事例について丁寧にご説明いただきました．講演の最後には，同社におけるデータ収集方法などに関する学生からの質問についてもご回答いただきました．
　講義を通して，学生たちは土木建設業や教育分野など異なる分野でのアプリケーションやロボット技術の実装過程におけるデジタル技術・データ分析の利活用方法を学び，今後，社会でどのような技術やアイデアが求められるのかについて考える良い機会となりました．