データサイエンス学科
【データサイエンス学部】3回生が日本計算機統計学会の学生研究発表賞セッションで口頭発表をしました
日本計算機統計学会第39回シンポジウム(2025年11月7日~9日 京都女子大学にて開催)の学生研究発表賞セッション(https://jscs.jp/conf-sympo39/プログラム/)において,データサイエンス学部3回生の富岡 凜さん,原 伶名さんが「群逐次検定方式における対比較をもとにした多標本問題への拡張」,「多標本問題における対照比較のための群逐次検定方式の検討」というタイトルでそれぞれ口頭発表を行いました.統計学の一手法である群逐次検定方式は,新たなお薬の開発等において倫理的な観点から少ないサンプルサイズで結論を得たい,あるいは,ガンなどの長期的な治療におけるお薬の効果の比較での中間解析に用いられる検定手法として知られています.この検定手法は通常,1つのお薬の効果,または,2つのお薬の効果の差を調べるときに用いられますが,3つ以上のお薬の効果を比較する検定手法はこれまでありませんでした.そこで3つ以上のお薬の効果を比較する検定手法として,富岡さんは全てのお薬の効果の差の比較(対比較)を,原さんは1つの固定したお薬と他のお薬の効果の差の比較(対照比較)を,それぞれ初めて考案しました.
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口頭発表の様子(富岡 凜さん) -
口頭発表の様子(原 伶名さん)
