【データサイエンス学部】データサイエンス学部専門発展科目「データサイエンス実践概論」にて企業よりゲストスピーカーをお招きしました．

データサイエンス学部専門発展科目「データサイエンス実践概論」では，企業・自治体からゲストスピーカーをお招きし，実際のデータサイエンス活用事例を通じて、大学で学ぶ知識と現場の実践とのつながりについて理解を深めます．第6回（10月28日（火）実施）の講義では，株式会社京都銀行と株式会社日経リサーチよりゲストスピーカーをお招きしご講演いただきました．
　第6回の講義前半では，株式会社京都銀行人事総務部主任の小川佳歩子様より，「京都銀行の特徴」をテーマに銀行の役割と主な業務内容などメガバンク，地方銀行，信用金庫など銀行の種類に応じた業務の違いや京都銀行の事業内容などを丁寧にご説明いただきました．続けて，営業本部営業統括部部長代理の嶋林信幸様より「京都銀行におけるデータ活用の取り組み」をテーマに銀行が保有するデータとそれらを活用した事例として，ATM施策におけるデータの活用などについてご紹介いただきました．講演の最後には，AI・テクノロジーを活用する側として，ビジネス分野における言語化する能力の重要性についてもお話しいただきました．
　講義後半では，株式会社日経リサーチソリューション本部データサイエンス部の光廣正基様より「AI時代の調査とデータサイエンス」と題して，世論調査等におけるサンプリングや集計方法の違い，調査データの活用シーンについてご説明いただきました．さらに，近年のAI技術の発展によるインサイトビジネスでのデータ利活用の変化などを踏まえて，ブランド価値の指標化といったデータ利活用事例をご紹介いただきました．続けて，同社サポート本部人事労務部の横地友樹様より「日経リサーチデータ人材活用案内」として，同社でのデータ活用プロセスとデータ人材の活躍フェーズにおいて学生が学ぶ知識がどのように活かされるのか，データサイエンティストとして必要なスキルセットについて丁寧にご説明いただきました．
　講義を通して，学生たちはAI技術が進歩する中でデータサイエンティストに対して企業が求める能力とは何か学ぶとともに分野の異なる企業での様々なデータ利活用事例やデータサイエンス学部で学ぶ知識が就職した後にどのように活かせるのかについて知ることのできるよい機会となりました．