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データサイエンス学科

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【データサイエンス学部】必修科目「データサイエンス基礎演習Ⅰ」にて企業・行政でのデータサイエンス利活用についてご講演いただきました -その3-

 データサイエンス学部必修科目「データサイエンス基礎演習I」では,自治体,企業から講師をお招きして実際の現場でのデータサイエンス活用事例についてご講演いただき,学生のデータサイエンスに対する理解を深めています.前期では全3回実施します.本記事では,7月23日(水)に行われた第3回目のご講演について紹介します.
 第3回では,2回生約100名の学生が,株式会社JTB,京都桂病院,日新電機株式会社からお招きしたゲストスピーカーの講演を拝聴し,企業や自治体でのデータサイエンス活用事例について学びました.
 株式会社JTBからは,「JTBグループの事業内容」と題して,同社グローバル統括本部担当部長(スカイホップバスマーケティングジャパン株式会社出向中)の潮亨様にご講演いただきました.講演では,ツーリズム産業とその波及効果についてご説明いただいた後,旅行だけでなく,教育,地方創生,デジタル,グローバルといった株式会社JTBが携わる業務のテーマについてご紹介いただきました.講義の後半では,JTBがデータを活用してできることとして,女性が出張時に選ぶ宿泊先の特徴を分析しマーケティングに活用するといったデータ分析の事例について丁寧にご説明いただきました.
 京都桂病院からは,「病院経営とデータ分析~病院の裏側をのぞいてみよう~」をテーマに医療マネジメント部経営企画室の山田志帆様にご講演いただきました.講演では,病院経営における事業継続のためにどうやって利益を出していくのかという課題に対して,救急医療加算の算定件数を検証した分析事例をご紹介いただきました.講演の最後には,ただ伝える,ただ数字を出すのではなく人に伝えることも意識したデータ活用の重要性を熱心にお話しいただきました.
 日新電機株式会社からは,日新住電エネルギーシステム開発センター技術開発推進部長である竹原輝巳様に「日新電機の取り組み~新製品創出に向けたデータサイエンスの活用事例~」をテーマにご講演いただきました.講義では,具体的な事例として,下水処理施設での放流水質予測に関してデータ収集,前処理,分析の一連の流れについて詳細な資料をもとに丁寧にご説明いただきました.講演の最後には,データに隠されたルール(特徴)を読み取ること,課題解決のためにデータの量と質を高めることの重要性についてお話しいただきました.
 講義を通じて,企業・病院における各業務等についてご講演いただくとともに各分野におけるデータの活用事例についてご紹介いただきました.学生にとっても機械学習など普段の講義で学ぶ内容が活用される事例について学ぶことのできるよい機会となりました.
 
  • 株式会社JTBによるご講演の様子(講演者:潮 亨 氏)
  • 京都桂病院によるご講演の様子(講演者:山田 志帆 氏)
  • 日新電機株式会社によるご講演の様子(講演者:竹原 輝巳 氏)