

データサイエンス学科
「確率・統計への招待」外部講師による特別講義について
本学部の数理・統計系必修科目「確率・統計への招待」第13回講義(7月11日)では,第5回講義(5月16日)に引き続き西日本旅客鉄道株式会社デジタルソリューション本部より田中恭介氏、林明日香氏をお招きし、JR西日本におけるデータサイエンスの活用事例についてご講演いただきました。
田中氏からは、「JR西日本の新規事業(技術収益化企画)の立上げから本格始動までの歩み」というテーマで、JR西日本において鉄道事業における安全性・生産性向上という課題に対し、AIを用いた画像認識技術がどのように活かされてきたのかについてご紹介いただきました。また、JR西日本が新たな分野へと事業を展開していく中での具体的な課題とデータサイエンスを活用していく上で今後身につけるべき力についてご講演いただきました。
林氏からは、「JR西日本の地域と連携した取り組み」というテーマで、JR西日本公式MaaSアプリケーション「WESTER」を活用した地域課題解決に向けた取り組みについてご講演いただきました。特に、京都市での事例を中心に課題設定および効果検証を行う際に意識するべき点について大変示唆に富む内容を語ってくださいました。
講義の最後には、学生から「オープンイノベーションの取り組みを進めていく中で起こる社内での課題とその解決方法」や「京都市以外の自治体におけるWESTERの活用事例」について質問がされるなど活発な質疑応答がなされました。
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講義の様子 -
田中恭介氏 ご講演の様子 -
林明日香氏 ご講演の様子