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データサイエンス学科

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データサイエンス学部の必修科目「入門演習Ⅰ」と「データサイエンス基礎演習Ⅰ」にて企業でのデータサイエンス利活用についてご講演いただきました-その4-

データサイエンス学部の必修科目「入門演習Ⅰ」と「データサイエンス基礎演習Ⅰ」では自治体,企業から講師をお招きし,実際の現場でのデータサイエンス活用事例に関するご講演をいただき,学生のデータサイエンスに対する理解を深めています.前期では全3回おこないます.本記事ではその第3回の「入門演習Ⅰ」と「データサイエンス基礎演習Ⅰ」の合同講義のご講演について紹介します.

第3回の7月17日(水)は1期生・2期生の約200名の学生が,日立造船株式会社,兵庫県西宮市,株式会社インテージヘルスケアの合計3つの企業・自治体からの講演を拝聴し,データサイエンス活用事例について学びました.
日立造船株式会社のご講演では取締役 兼 常務執行役員ICT推進本部長 橋爪様から「サステナブルな未来の実現に向けて~データ利活用による社会課題の解決~」をテーマに日立造船株式会社の事業の紹介とその事業内で使われているデータサイエンスの活用事例についてご講演いただきました.1つの具体例として機械管理などの制御のデータの取得やその利用法の流れを一貫してご紹介いただき,普段,見慣れない機械などに対するデータサイエンスの活用事例について学ぶ機会となりました.
兵庫県西宮市のご講演では,総務局 デジタル推進部 デジタル推進課 係長 松浦様より「西宮市におけるデータ利活用の状況と課題」をテーマに,自治体の業務から西宮市が抱える課題と現状のデータ利活用についてご紹介いただきました.データ活用をした意思決定での難しさ,特に,効果測定の難しさとして,測定項目の選定や測定をどうやって測定するかなど,現場の体験を通してご紹介いただきました.実際にある事業について,効果測定の方法から意思決定までの議論を考える個人ワークも実施していただき,自身がデータサイエンスを実際に利活用する場面をイメージできる機会をいただきました.
株式会社インテージヘルスケアのご講演ではPMSモニターグループグループリーダー濵口様より「クスリのデータを集めるということ」というテーマでクスリが国に承認されるまでのプロセスとそのプロセスごとに収集されるデータについてご講演いただきました.プロセスごとに得られるデータの特性や,どうやってデータを取得するのか,取得の際のルールで気を付けることはなにか?など,データを扱う上で必要なことやデータを扱うための倫理,データ活用の役割について,わかりやすくご講演いただきました.データ利活用する手前のどうやってデータを取るのか,そして,それらを扱う上での倫理的な配慮,データだけをみずに全体で判断する必要性について学ぶ機会となりました.
 全体を通して,データサイエンス学部の1期生2期生にとって,現在学んでいるデータサイエンスの利活用に向けて学ぶことの広さを感じられるだけでなく,データ以外からわかる様々な情報を利活用することの重要性を今一度考える良い機会となりました.
 
  • 日立造船株式会社のご講演の様子
  • 兵庫県西宮市のご講演の様子
  • 株式会社インテージヘルスケアのご講演の様子