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法務省主催「第3回法遵守の文化のためのグローバルユースフォーラム」に法学部の学生が参加しました!

2025年2月15日(土)、16日(日)に開催された第3回法遵守の文化のためのグローバルユースフォーラム」(法務省主催)において、「包括的で安全かつ公正な社会を形成するためのパイオニアとしてのユース:法務・司法分野におけるAI・デジタル技術の活用及び課題」というテーマの下、35か国から79名のユースが英語で議論を行いました。
本学からは、法学部生のAさん(3回生)、Kさん(3回生)、Sさん(1回生)が参加しました。
 
参加された皆さんに、参加後の感想を伺いました。
 
・参加準備のなかで一番大変だったことや、やりがいを感じたことはありますか。
Aさん どのようなディスカッションの流れにも対応できるように何パターンも発言内容を準備することが一番大変でした。当日に自分の意見がグループの発表に反映された時は、やりがいを感じました。

Kさん テクノロジー関連の専門用語には聞き慣れないものが多く、参考資料を読むときやプレセッションで他の方の話を聞くときに苦労しました。しかし、新しい用語を理解できるようになると、文章の内容が分かり、達成感を感じました。また、準備を通じて、これまでとは異なる視点で物事を考えられるようになったと実感しました。この経験を通じて、新しい知識を吸収することの大切さを改めて学びました。

Sさん 一番大変だったことは、フォーラム当日に議論する「司法・法務分野におけるAI・デジタル技術の活用と課題」に関するガイドクエスチョンの回答の準備です。回答を作成するにあたり、司法制度やAI・デジタル技術に関連する様々な文献を読み、知識を深めました。また、フォーラムはすべて英語で行われるため、自身の主張を相手に伝えるためには、どのような表現や言い回しが適切かといった英語の推敲にも注力しました。
 
 
・様々な国の学生たちと交流することで、学んだこと、気がついたことはありますか。
Aさん 今でも英語がもっと流暢に話せたら相手と深く関わることができたかもしれないと悔しく思っていますが、少しでも同じ言語を話せることがきっかけで自然と仲良くなれることも実感しました。国際的な場ではその言語が完璧でなくとも、積極的に会話しようとする姿勢が大切だと学びました。今後、少しでも自信を持って会話ができるように、言語学習を継続していきたいと思います。

Kさん 自己紹介をした際、英語が流暢でないことを伝えると、グループのメンバーの1人は「私も英語が第一言語ではないし、発音を気にする必要はないよ」と言ってくれました。また、他のメンバーも私が発言するたびに目を合わせたり、頷いたりしながら真剣に話を聞いてくれました。この経験から、完璧に話せなくても臆せず発言すれば相手は理解しようとしてくれるのだと気づき、英語を話すことへの抵抗が減りました。 

Sさん グループディスカッションでは、参加者の国の法制度やAI・デジタル技術の導入状況、問題点の比較を行いました。国によって異なる司法システムやAI・デジタル技術の導入による課題の背景には、文化や歴史、経済状況など様々な要因が複雑に絡み合っていることを学べて、非常に勉強になりました。また、グループには、学生だけでなく、社会人や国連職員もいたため、様々な視点から多角的な意見に触れることができ、とても新鮮でした。
 

・グローバルな活動に参加するために必要だと考えるものを教えてください。
Aさん 私は英語に自信が無かったので、当日までとても不安でしたが、実際のディスカッションでは意見を伝えようとする姿勢さえ伝われば、グループのメンバーの方たちが何とか理解しようとしてくれたので、英語力はもちろん大切ですが、それ以上に積極的に発言する思い切りが必要だと感じました。

Kさん 大切なのは、相手とコミュニケーションを取ろうとする気持ちだと思います。言葉がうまく出てこないときも、単語で伝えたり、ジェスチャーを使ったりすることで、相手に意図が伝わる可能性は高まります。また、雑談の際には、言葉が出てこなくても笑顔を意識するだけで、少なくとも相手に好意的な印象を与えられます。完璧に話すことではなく、伝えようとする姿勢や会話を楽しもうとする気持ちが、何よりも大切だと感じました。

Sさん 2日間のフォーラムを通して、英語力と積極性の重要さを改めて実感しました。私は英語が苦手なため、最初は、周囲の英語力や意見のレベルの高さに圧倒されてしまい、間違いを指摘されることを恐れ、なかなか自分の意見を発言できずにいました。しかし、勇気を振り絞って発言すると、グループのメンバーがしっかりと耳を傾けてくれました。自分の意見を整理しながら発言し、それが相手に伝わった時には、大きな喜びと達成感を味わうことができました。これからも英語の勉強を続けるとともに、失敗を臆することなく主体的に行動していきたいと思います。


・最後に、後輩たちへのメッセージをお願いします
Aさん 普段の生活では気づけない自分の弱点や強みを発見できる貴重な機会です。英語に自信がなくても、準備をしっかりすれば自分の考えを伝えることができます。また、失敗を恐れずに挑戦することで、視野が広がり自分の成長を実感できるはずです。最初は不安でも、一歩踏み出すことが大きな経験につながると思います。

Kさん さまざまな国の人と交流することは、とても良い刺激になります。私も話すときは緊張しましたが、言葉の壁を怖がらずに、自分から話しかけてみてください。コミュニケーションを取ることで、新しい視点や価値観に触れられるはずです。もし国際的な活動に参加する機会があれば、ぜひ挑戦してみてください。きっと成長につながる、素晴らしい経験になります。

Sさんフォーラムでは、多様な価値観に触れ、自身の視野を広げることができ、大変貴重な経験となりました。また、法務省、国連、弁護士の方とお話しする機会もあり、将来のキャリアについて考える充実した時間にもなりました。
ぜひ、京女生の皆さんも、積極的な姿勢で様々な活動にチャレンジし、多くの経験を積んでくたざい。