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史学専攻

人材養成・教育研究上の目的

文学研究科 史学専攻(博士前期課程) 人材養成・教育研究上の目的

日本史、東洋史、西洋史の3つの研究分野を設け、固有の諸問題の究明に当たります。また京都という恵まれた歴史的空間を活用して研究の深化を図り、3研究分野間の相互交流や比較の観点に立つ研究を行うことで、複眼的かつグローバルな視野を持ち、十分な研究能力を持った人材を育成します。学位取得後には、教育・研究職や文化関連業種といった、歴史についての専門性を生かした分野で活躍できることを目指します。

文学研究科 史学専攻(博士前期課程) 学位授与の方針

次の要件と資質を有している者に対して修士(史学)の学位を授与します。

学位授与の諸要件

大学院学則第12条に定める要件を満たし、あわせて別に定める学位論文審査基準を満たした者。

基本的な資質

(1)[知識・理解]

歴史学に関する豊かな素養と史料読解能力を修得し、緻密で幅広い研究を行い、研究分野についての歴史認識を深めて高度な専門的知識を修得している。

(2)[技能・表現]

歴史研究を通じて論理的な考察力や批判力、及び物事を客観的かつ多面的に洞察できる能力を修養し、高度な専門的知識を活用・応用する専門的能力を修得している。

(3)[態度・志向性]

建学の精神を深く理解し、豊かな人間性と高度な専門知識と幅広い視野を備え、生涯にわたり新しい価値を生み出していこうとする自覚を有している。

(4)[統合的能力]

上記(1)~(3)の高度な専門的知識や専門応用能力を統合的に活用することができ、グローバルな社会に対応できるコミュニケーション能力を身につけている。

文学研究科 史学専攻(博士前期課程) 教育課程編成・実施の方針

幅広い視野の涵養と歴史全般にわたる知識の獲得を可能にし、専門分野に関する高度な研究能力を育成するために、演習(論文指導)及び講義科目を体系的に編成しています。複眼的な視点を養うために、日本史、東洋史、西洋史の各専門分野を越えて受講することもできます。また学生は指導教員の個別指導を受けつつ、自分の設定した研究課題の分析・考察を行い、史料に基づく新知見を加えた歴史研究の成果を修士の学位論文として作成し、創造的かつ批判的な能力の確立を目指します。

文学研究科 史学専攻(博士後期課程) 人材養成・教育研究上の目的

博士後期課程では、前期課程で修めた研究成果を継承・発展させ、より一層の専門性の深化を図ります。特に本学には多くの貴重な資料や文献が収蔵されており、それらを有効に活用して視野の拡大、高度化、学際化等につとめる一方、研究職やこれに準ずる高度な専門業務に従事するために必要な研究能力と豊かな学識を育成します。学位取得後には、教育・研究職や文化関連業種といった、歴史についての専門性を生かした分野で活躍できることを目指します。

文学研究科 史学専攻(博士後期課程) 学位授与の方針

次の要件と資質を有している者に対して博士(文学)の学位を授与します。

学位授与の諸要件

大学院学則第12条の2に定める要件を満たし、あわせて別に定める学位論文審査基準を満たした者。

基本的な資質

(1)[知識・理解]

博士前期課程の研究成果をさらに発展させ、自立した歴史研究者として学界に貢献し、専門的職業人として社会で活躍できるだけの高度な専門的知識を修得している。

(2)[技能・表現]

大学院での学びを通して、専門的な史料読解能力と歴史事象への分析力・批判力を修養し、学界のみならず社会にあっても、職業人として高度な専門的知識を活用・応用する専門的能力を修得している。

(3)[態度・志向性]

建学の精神を深く理解し、豊かな人間性と高度な専門知識と幅広い視野を備え、生涯にわたり新しい価値を生み出していこうとする自覚を有している。

(4)[統合的能力]

上記(1)~(3)の高度な専門的知識や専門応用能力を統合的に活用することができ、グローバルな社会に対応できるコミュニケーション能力を身につけている。

文学研究科 史学専攻(博士後期課程) 教育課程編成・実施の方針

自立した歴史研究者や専門的職業人となるための高度な研究能力を育成するために、日本史、東洋史、西洋史の各専門分野の「特殊研究」と「研究指導」を体系的に編成しています。その第一目標は博士論文の完成にあり、学生は特殊研究を通じて専門的な知識を身につけ、指導教員の個別指導を受けつつ研究課題の分析・考察を進めます。その間、学会や学術誌上で研究成果を発表してその深化を図り、独創的で高度に専門的な研究の成果を博士の学位論文として作成し、現代社会の分析にも応用できる論理的かつ批判的な能力の確立を目指します。

博士前期課程

日本史・東洋史・西洋史の3研究領域を設け、それぞれの専門領域を深めるとともに、総合的で学際的な歴史の究明をもめざしています。日本史・東洋史両コースに西洋史コースを加えることにより、日本とアジアだけでなく地球的な視野のもとで、人文・社会科学的な学識の統合、学際化という時代の要請に応えていきます。

博士後期課程

日本史・東洋史・西洋史の3研究領域を設け、研究職や高度な専門業務に従事するために必要な研究能力と豊かな学識を養うことを目的としています。そのため、博士前期課程を修了し、自立した研究者になることをめざす人はもとより、歴史に関する高度な専門知識・教養を身につけ、専門的職業人をめざしている人、博士号の取得をめざしている人に門戸が開かれています。
博士後期課程では、これまで行ってきた研究をさらに深め、博士論文を作成することが究極の目標となります。そのため、入学後には速やかに指導教授の指導を受けて「研究課題」を定め、「研究計画」を提出し、論文完成への見通しを立てます。この間、指導教授はもとより、他研究領域の教員からも助言を受けて、研究成果を発表する機会を設けています。

研究・指導体制

各学生の研究の専門性を深めるために、徹底した個別指導を行うとともに、日本史・東洋史・西洋史の史学全般についても幅広く学べるような教育体制をとっています。

取得できる資格

高等学校教諭専修免許状(地理歴史)/中学校教諭専修免許状(社会)

 専修免許状の取得にあたっては、当該教科の『一種免許状』を有する必要があります。

修士論文

2021年度

2021年度 京都女子大学大学院 史学専攻 修士論文題目

日本史コース

  • 近世京都における行政と町代—町代改儀一件を中心に—
  • 近世期における祇園会と都市構造—轅町を中心に—
  • 1920年代における日中文人画交流に関する考証—大村西崖の交流活動を中心に

西洋史コース

  • 中世ラインラントにおけるユダヤ人共同体の特異性
  • 15-17世紀のフランス・スイス国境地域の魔女裁判
  • 16-17世紀ロシアにおけるモスクワの発展と商業構造の変化