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#イベント

【キャリア開発センター】<レポート>「職場見学ツアー(サラダ・お惣菜メーカー)」を実施しました!

  • 企業や業界の話から「中食業界」について短時間で学習
  • 職場見学ツアーで、「青りんごの精神」について説明を受ける様子
  • 全員が意欲的に参加した座談会

 202593日(水)、本学のキャリア支援の一環として兵庫県に本社があるサラダ・お惣菜メーカーR社の職場見学ツアーを実施しました。本イベントは、学生が企業の理念や働き方を実際に見聞きし、将来のキャリアを考えるきっかけを得ることを目的とした、大学1・2回生から参加できるキャリア支援プログラムです。 

今回、ご協力いただいたR社は、本学卒業生が多数在籍し、学部学科を問わず幅広く活躍しています。同社は、彩り鮮やかなサラダから手間を惜しまず仕上げた料理まで、
食卓をより豊かにする惣菜を提供しているRF1」や素材と製法にこだわったコロッケのブランド「神戸コロッケ」などを展開し、百貨店やデパ地下広く親しまれています。 

​R社のオフィス・ファクトリーで実施した本イベントは、企業説明や館内ツアー、座談会を通じて、学生と企業の距離がぐっと縮まる有意義な時間となりました。 

 

“食”を通じて豊かなライフスタイルを創造するR 

初めにアイスブレイクで学生同士が打ち解けた後、企業説明が行われました。 企業説明では、企画から生産・販売までを一気通貫で行う「生販一体」のビジネスモデルや、社員の働く環境、商品開発のこだわりなどを具体的な事例を交えて紹介され、学生たちは熱心に耳を傾けていました。また、調理済の食品を購入し持ち帰って食べる「中食(なかしょく)業界」の成長背景と将来性、従業員を大事にする文化や、年間650種類、累計4,000種類以上のサラダやお惣菜などを開発している商品開発力など、Rならではの魅力を伝えていただきました。 

 

“見て・聞いて・感じる”企業理解 

企業説明の後は、職場見学ツアーと座談会を実施。  職場見学ツアーは、表参道ヒルズなど数々の代表的建築を手掛けた建築家・安藤忠雄氏が設計監理する館内のオフィスエリアを中心に、企画から販売までの流れに沿って各部署の役割をご説明いただきました。 

食堂では手のひらを機器に当てることで野菜の摂取量を確認できる「ベジチェック」が設置されています。実際に体験し、社員の健康への配慮に感心する学生も見られました。生産エリアへ入る際は、エアシャワーとごみ取りローラーでの徹底した衛生管理が行われていました。ごみ取りローラーは調理エリアに流れる音楽を合図に1時間に1回実施する決まりで、日々の徹底した衛生管理が安心安全な商品に繋がっていると学びました。 

また、安藤忠雄氏が、近代の米国詩人サミュエル・ウルマンの「青春の詩」にちなんでデザインした「青りんご」についても説明を受けました 

「青春とは人生のある期間でなく、心のありよう」との趣旨から、安藤氏が「目指すは甘く実った赤リンゴではない、未熟で酸っぱくとも明日への希望に満ち溢れた青りんごの精神」と表現したものであり、 R社ではこの「青りんごの精神」を大事にしているとのことです。そして、座談会ではざっくばらんに社員の方々とお話させていただき、企業の強みや工夫について深く知ることができました。 

ご担当者様は、次から次へと手が挙がる学生の意欲的な姿勢や、「食品ロスをいかに減らすか」、「商品の品質を維持するため、野菜の質をどのように管理するのか」等の鋭い質問に驚かれていました。 

参加学生の声(一部抜粋 

・R社詳しく知れて、どんな風に働くことができるのかも理解できて良かった。 

・衛生管理の徹底ぶりが印象的。芸術的センスや想像力も必要だと知り驚いた。 

・食の知識だけでなく、企業文化や働く人の姿勢にも触れることができた。 

ベジチェックが楽しかった!工場も美術館のようでワクワクした。 

部署ごとの仕事内容やこだわりを知ることができ、将来を考えるきっかけになった。 

・少人数開催で社員さんとの会話が自然にでき、雰囲気も素敵だった。 

 

 

今回のイベント開催にあたり、R社の皆様には、学生への丁寧なご対応と、職場見学・座談会の実施など、多大なるご協力を賜りました。  学生にとって、企業理念や働き方を実際に見聞きすることができる貴重な機会となりました。 キャリア開発センターでは、今後も学生たちにとって役立つキャリア形成を支援する講座やイベントを継続的に実施してまいります。