卒業・卒園生の集い 京女ホームカミングデー2024
卒業・卒園生の集い 京女ホームカミングデー2024
京都女子学園の幼稚園、小学校、中学校、高等学校・女学校、短期大学部、大学・女専、大学院、保母・幼稚園教員養成所などすべての卒業・卒園生と教職員、旧教職員、及びその家族の皆さんを対象としたホームカミングデーを開催します。
開催日
令和6年11月2日(土)
<ホームカミングの集い>
10:00~
受付開始/京都女子大学 J校舎
10:30~12:00
記念講演/京都女子大学 J校舎5階J525
12:30~14:00
パーティー(会費制)/京都女子大学 K校舎 カフェテリア「エストモンテ」
※事前申込みが必要です。
※事前申込みが必要です。
※定員あり。(150名)
※申込期間:10月1日(火)~10月25日(金)。ただし、定員になり次第しめきらせていただきます。
※パーティー参加者は会費1,000円を頂戴いたします。
講演テーマ
『苦集滅道と音羽川——J校舎をとりまく歴史と文学——』
講演者
中前 正志氏 京都女子大学文学部教授、文学修士
講演要旨
J校舎が竣工した平成4年に京都女子学園に着任し、以来三十数年間に亘って、そのJ校舎とともに過ごしてきました。私が見てきた、J校舎自身のこれまでの生涯をも振り返りつつ、特には、J校舎のすぐ前の道と、J校舎の裏の小さな川を取り上げ、それらにまつわる歴史と文学について、お話ししたいと思います。その道は、三井寺の開山が通った際に木靴が「苦・集・滅・道」と鳴ったとされる道で、『明月記』によるに、あの藤原定家も通った道です。今はどぶ川というに相応しい、その川は、間接的には『今昔物語集』にも登場する川で、金色に輝く一筋の流れを鴨川へ運んでいたと伝えられる川です。それらを前後に擁するJ校舎は、極めて特別な聖なる場所で三十数年間の生涯を送ってきたのだとも言えるでしょうか。
講演者プロフィール
昭和35年神戸市生まれ。ただし、海や港や異人館とは全く無縁の、山間部にある農家の出身。京都大学での9年間の学生生活、花園大学での4年間の勤務を経て、平成4年に京都女子学園に着任。文学部国文学科および短期大学部文学科に所属し、中世文学分野を担当。今は、透明人間の研究に夢中で、「日本透明人間史」の構築を目指しています。