教育学専攻
博士前期課程
我が国の教育界は、ますます多様化・個別化し、これまで見られなかった新しい課題に直面しています。その現状を踏まえ、教育を可能な限り個別的かつ総合的に解明し、その問題点の抽出と分析を通じて教育に関する新たな知見を構築する能力の育成を目指しています。
具体的には、①社会教育や家庭教育を含めた教育学の諸領域の研究・教育に加え、②今日の教員養成の高度化に対応して、教科教育、特別支援教育における専門的力量の養成・教育、③学校や幼稚園、社会教育施設などでフィールド研究を行います。
また、現職教員に大学院での学び直し、専修免許状取得の機会を提供し、学校教育において指導的役割を果たす教員の養成を図ります。
過去の修士論文題目(例)
- 父親が青年期の娘の進路選択に与える影響に関する日中比較研究
- 中国ステップファミリーの教育における問題—継親と実親の役割分担—
- グローバル・コミュニケーションの視点に基づく小学校英語科の授業開発—内容言語統合型学習の援用を通して—
- 過去を振り返り、未来を見据えるリフレクションを用いたキャリア教育のあり方に関する一考察
- 食育が児童の給食に対する態度に及ぼす影響
博士後期課程
教育学と心理学の2 つの研究領域を設け、すぐれた研究能力と学問的意欲にあふれる専門的研究者の育成を図ります。
教育学領域
博士前期課程の研究・教育の方向性を踏襲し、さらに高度な専門的能力を育成することによって、教育現象の分析とそれに基づく教育学諸領域の理論の検討・構築にあたるとともに、それらの成果を踏まえた博士論文の作成をめざします。
心理学領域
博士前期課程の心理学領域および臨床心理学領域における基本的な方針を引き継ぎ、さらに高度な研究を行っていくことを通じて、専門的業務に従事するための学識や研究能力を発展させ、また学位の取得にむけた研究活動を展開していきます。
研究・指導体制
専門分野の指導教員を中心に少人数対象の研究指導を行いつつ、自律的な思考能力、問題解決能力の向上を図っています。
学位
修士の学位…修士(教育学)
博士の学位…博士(教育学)
取得できる資格
小学校教諭専修免許状/幼稚園教諭専修免許状
※ 専修免許状の取得にあたっては、当該教科の『一種免許状』を有する必要があります。