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食物栄養学専攻

博士前期課程

近年、食品技術は著しい進歩を遂げ、さまざまな機能性食品が開発され、商品化も進んでいます。その一方で、食の安全にかかわる事件や事故はあとを絶ちません。また、心疾患や糖尿病などの生活習慣病や食物アレルギー疾患の増加など、食を取り巻くさまざまな問題の解決を迫られています。 複雑化する21世紀の社会のなかで、われわれの食生活と食環境はさらに変容し、身体にとって「良い」か「悪い」かの区別が益々困難になってくるでしょう。誤った情報に流されず、正確な科学的知識に基づき、「食」問題の質的な理解を深め、総合的に分析する能力、個々のQOL(Quality Of Life )向上のための食の専門家としての指導力が求められています。 本専攻は食品学・栄養学・食品衛生学・調理学の4研究分野に分かれています。各分野では、個々の基礎学力を高めると同時に、専門分野の研究動向や実験・調査の原理を学び、最新の実験手法や技術を用いた教育、研究を実践します。 また、生活習慣病などの予防や改善に関しても、臨床現場での実践的な栄養マネジメント研究を展開します。

過去の修士論文題目(例)

  • 大学生男子陸上長距離選手における栄養アセスメント
  • 疑似的寄生虫感染状態がマウスの行動に及ぼす影響
  • 喫煙状況の客観的評価における食品摂取の影響
  • セルロースナノファイバーの再分散性
  • 糖質制限食が血糖値に与える影響に関する研究
  • 食事誘発性体熱産生に及ぼす要因の検討
  • n-3系脂肪酸由来代謝物がコレステロール搬出反応に及ぼす影響に関する研究
  • 若年女性及び健診受診者における味覚感度低下因子の検討
  • 食品成分によるABCタンパク質の活性化効果
  • 外来2型糖尿病患者に対する食べる順番を主とした栄養指導が動脈硬化の進展に及ぼす影響に関する研究
  • 骨格筋量及び筋力と動脈硬化リスク因子との関連についての臨床研究

研究・指導体制

指導教員が、論文のテーマ決定、研究計画の作成、研究の遂行など、論文の完成に向けて綿密な指導を行います。 また専攻内、研究科全体での指導体制も整えています。

学位

修士の学位…修士(食物学)

取得できる資格

高等学校教諭専修免許状(家庭)/中学校教諭専修免許状(家庭)

 専修免許状の取得にあたっては、当該教科の『一種免許状』を有する必要があります。

教員組織

職名 氏名 博士前期課程
指導教員 指導補助教員 授業担当教員
教授 井戸 由美子    
教授 今井 佐恵子    
教授 川添 禎浩    
教授 米浪 直子    
教授 坂手 誠治    
教授 辻 雅弘    
教授 廣瀬 潤子    
教授 松尾 道憲    
教授 宮脇 尚志    
教授 門間 敬子    
教授 横山 佳子    
准教授 桂 博美    
准教授 成川 真隆    
准教授 松本 晋也