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家政学研究科 人材養成・教育研究上の目的

人材養成・教育研究上の目的

家政学研究科には博士後期課程として生活環境学専攻、博士前期課程として食物栄養学専攻、生活造形学専攻、生活福祉学専攻があり、それぞれ独自の教育目標を掲げて人材養成の基本方針を定め、それぞれの専攻が示す資質や能力を備えた者を育成します。学位取得後には、それぞれの分野における高度な専門的職業人及び教育・研究者として活躍できることを目指します。

博士前期課程

食物栄養学専攻(博士前期課程)

食品学、栄養学、食品衛生学、調理学の4研究分野において、その研究動向や実験・調査の原理を学び、正確な科学知識にもとづいて総合的に評価・分析する能力を身につけ、食を取り巻くさまざまな問題の解決に専門的に取り組み、コーディネートできる人材を育成します。学位取得後には、食にかかわる高度な専門的職業人及び教育・研究者として活躍できることを目指します。

生活造形学専攻(博士前期課程)

造形意匠学、アパレル造形学、空間造形学の3研究領域を設け、互いに密接に連携して教育・研究を行っています。造形意匠学領域では「造形芸術、工芸、デザイン」などの分野について、アパレル造形学領域では「健康で快適な衣環境とファッションの創造」をテーマに、空間造形学領域では「建築計画、建築設計、建築史、インテリア史」などの分野について教育・研究を行っています。生活造形に関わる広い知識を基礎として、高い専門的能力を有した創造力豊かな研究者・職業人を育成します。学位取得後には、公的機関、私企業などの専門職として、あるいは独立した専門家として創作・デザイン、アパレル、建築・インテリアなどの分野で活躍できることを目指します。

生活福祉学専攻(博士前期課程)

先進国の超少子高齢化、発展途上国の人口増加は社会のあらゆる側面に影響し、福祉サービスに対する利用者と提供者の権利擁護、貧困と生活問題に関するグローバルな視点と支援の要請はさらに強まってきています。生活福祉学専攻は、生活の基盤である衣食住などに関する生活科学を基底にして、このような社会的要請を理解しそれに応える研究者や専門的職業人を育成します。学位取得後には、福祉、介護や健康に関する科学分野で活躍できることを目指します。

博士後期課程

生活環境学専攻(博士後期課程)

食物栄養学と生活造形学の2研究領域において、専門性の高い研究を深めるとともに、心豊かな生活環境の創造を目指して家政学研究の総合化を図り、高度の専門的知識を要求される職種において、幅広い見識を持って自在にその能力を発揮できる教育・研究者・指導者を育成します。学位取得後には、生活科学分野で活躍できることを目指します。

学位授与の方針

次の要件と資質を有している者に対して修士(食物学)、修士(家政学)あるいは修士(学術)、修士(生活福祉学)及び博士(家政学)あるいは博士(学術)の学位を授与します。

≪学位授与の諸要件≫
〔博士前期課程〕
大学院学則第12条に定める要件を満たし、あわせて別に定める学位論文審査基準を満たした者。
〔博士後期課程〕
大学院学則第12条の2に定める要件を満たし、あわせて別に定める学位論文審査基準を満たした者。

≪基本的な資質≫
①[知識・理解]
それぞれの専攻に関する、高度な専門的知識を修得している。
②[技能・表現]
①の高度な専門的知識を活用・応用する専門的能力を修得している。
③[態度・志向性]
建学の精神を深く理解し、豊かな人間性と高度な専門知識と幅広い視野を備え、生涯にわたり新しい価値を生み出していこうとする自覚を有している。
④[統合的能力]
上記①~③の高度な専門的知識や専門応用能力を統合的に活用することができ、グローバルな社会に対応できるコミュニケーション能力を身につけている。

博士前期課程

食物栄養学専攻(博士前期課程)

次の要件と資質を有している者に対して修士(食物学)の学位を授与します。

≪学位授与の諸要件≫
大学院学則第12条に定める要件を満たし、あわせて別に定める学位論文審査基準を満たした者。

≪基本的な資質≫
①[知識・理解]
食品学、栄養学、食品衛生学、調理学の4研究分野において、その研究動向や実験・調査の原理を学び、正確な科学知識にもとづいて総合的に評価・分析する高度な専門的知識を修得している。
②[技能・表現]
上記の高度な専門的知識を活用・応用する専門的能力を修得している。
③[態度・志向性]
建学の精神を深く理解し、豊かな人間性と高度な専門知識と幅広い視野を備え、生涯にわたり新しい価値を生み出していこうとする自覚を有している。
④[統合的能力]
上記①~③の高度な専門的知識や専門応用能力を統合的に活用することができ、グローバルな社会に対応できるコミュニケーション能力を身につけている。

生活造形学専攻(博士前期課程)

次の要件と資質を有している者に対して修士(家政学)の学位を授与します。
 
≪学位授与の諸要件≫
大学院学則第12条に定める要件を満たし、あわせて別に定める学位論文審査基準を満たした者。

≪基本的な資質≫
①[知識・理解]
人間と環境の相互作用について家政学の視点から生活造形に関わる広い知識を習得し、かつ、造形意匠(デザイン)学、アパレル造形学、空間造形学のうちの1つの領域において活躍・貢献できる高度な専門的知識を修得している。
②[技能・表現]
上記の高度な専門的知識を活用・応用する専門的能力を修得している。
③[態度・志向性]
建学の精神を深く理解し、豊かな人間性と高度な専門知識と幅広い視野を備え、生涯にわたり新しい価値を生み出していこうとする自覚を有している。
④[統合的能力]
上記①~③の高度な専門的知識や専門応用能力を統合的に活用することができ、グローバルな社会に対応できるコミュニケーション能力を身につけている。
ーーー
次の要件と資質を有している者に対して修士(学術)の学位を授与します。

≪学位授与の諸要件≫
大学院学則第12条に定める要件を満たし、あわせて別に定める学位論文審査基準を満たした者。

≪基本的な資質≫
①[知識・理解]
学際的な観点から生活造形に関わる広い知識を習得し、かつ、造形意匠(デザイン)学、アパレル造形学、空間造形学のうちの1つの領域において活躍・貢献できる高度な専門的知識を修得している。
②[技能・表現]
上記の高度な専門的知識を活用・応用する専門的能力を修得している。
③[態度・志向性]
建学の精神を深く理解し、豊かな人間性と高度な専門知識と幅広い視野を備え、生涯にわたり新しい価値を生み出していこうとする自覚を有している。
④[統合的能力]
上記①~③の高度な専門的知識や専門応用能力を統合的に活用することができ、グローバルな社会に対応できるコミュニケーション能力を身につけている。

生活福祉学専攻(博士前期課程)

次の要件と資質を有している者に対して修士(生活福祉学)の学位を授与します。

≪学位授与の諸要件≫
大学院学則第12条に定める要件を満たし、あわせて別に定める学位論文審査基準を満たした者。

≪基本的な資質≫
①[知識・理解]
衣食住健康等に関する生活学を基本にすえ、生活の安心安全を実現するための福祉、介護、健康及び生活に関する知見を総合的かつ科学的な視点から理解し、思考することができる高度な専門的知識を修得している。
②[技能・表現]
a 生活問題の現象と原因を科学的体系的に捉える知見を有し、かつその問題への対応方法と技術を実践する。
b 福祉的視点に立脚し自らの研究視点を持ち、研究分野における課題の諸相を分析するとともに、新たな問題提示及び対応解決の方法や方策を提案する。
以上を可能とする高度な専門的知識を活用・応用する専門的能力を修得している。
③[態度・志向性]
建学の精神を深く理解し、豊かな人間性と高度な専門知識と幅広い視野を備え、生涯にわたり新しい価値を生み出していこうとする自覚を有している。
④[統合的能力]
上記①~③の高度な専門的知識や専門応用能力を統合的に活用することができ、グローバルな社会に対応できるコミュニケーション能力を身につけている。

博士後期課程

生活環境学専攻(博士後期課程)

次の要件と資質を有している者に対して博士(家政学)の学位を授与します。

≪学位授与の諸要件≫
大学院学則第12条の2に定める要件を満たし、あわせて別に定める学位論文審査基準を満たした者。
 
≪基本的な資質≫
①[知識・理解]
人間と環境の相互作用について家政学の視点から食物栄養学または生活造形学の研究領域において、専門性の高い研究を遂行・発展させて行くために必要な、高度の専門的知識を修得している。
②[技能・表現]
上記の高度な専門的知識を活用・応用する専門的能力を修得している。
③[態度・志向性]
建学の精神を深く理解し、豊かな人間性と高度な専門知識と幅広い視野を備え、生涯にわたり新しい価値を生み出していこうとする自覚を有している。
④[統合的能力]
上記①~③の高度な専門的知識や専門応用能力を統合的に活用することができ、グローバルな社会に対応できるコミュニケーション能力を身につけている。
ーーー
次の要件と資質を有している者に対して博士(学術)の学位を授与します。

≪学位授与の諸要件≫
大学院学則第12条の2に定める要件を満たし、あわせて別に定める学位論文審査基準を満たした者。

≪基本的な資質≫
①[知識・理解]
学際的な観点から食物栄養学または生活造形学の研究領域において、専門性の高い研究を遂行・発展させて行くために必要な、高度の専門的知識を修得している。
②[技能・表現]
上記の高度な専門的知識を活用・応用する専門的能力を修得している。
③[態度・志向性]
建学の精神を深く理解し、豊かな人間性と高度な専門知識と幅広い視野を備え、生涯にわたり新しい価値を生み出していこうとする自覚を有している。
④[統合的能力]
上記①~③の高度な専門的知識や専門応用能力を統合的に活用することができ、グローバルな社会に対応できるコミュニケーション能力を身につけている。

教育課程編成・実施の方針

家政学研究科には博士後期課程として生活環境学専攻、博士前期課程として食物栄養学専攻、生活造形学専攻、生活福祉学専攻があり、それぞれ独自の教育課程編成・実施の方針を掲げて教育・研究を行い、その研究の成果を博士・修士の学位論文として作成し、高度な専門的職業人及び教育・研究者としての能力の確立を目指します。

博士前期課程

食物栄養学専攻(博士前期課程)

食物栄養学専攻では、以下の方針に基づき、教育課程を体系的に編成・実施し、その研究の成果を修士の学位論文として作成し、食にかかわる総合的な能力の確立を目指します。
①講義科目においては食品学、栄養学、衛生学、調理学の各分野における専門的知識を個別に学習するとともに、他分野も履修し、食物栄養学として体系的に学習する。
②特別実験・研究においては、学生が担当教員との活発な対話のもと、課題研究に自主的に取り組む。これにより、未解明の問題に対するアプローチの仕方、論理的思考法、各分野の先端的な知識と実験技術、科学倫理を学ぶ。
③成果を学会、学術論文等を通じて発表することを支援し、プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力、討論の技術習得を目指す。

生活造形学専攻(博士前期課程)

生活造形学専攻では、以下の方針に基づき、教育課程を体系的に編成・実施し、その研究の成果を修士(家政学)の学位論文として作成し、高度な専門的職業人及び教育・研究者、指導者としての能力の確立を目指します。
①人間と環境の相互作用について家政学の視点から造形意匠(デザイン)学、アパレル造形学、空間造形学の3研究領域における基盤的・先進的な専門知識・技能を修得し、かつ、それぞれの専門領域において自立して研究課題を設定し、研究を遂行できる人材を育成する。
②各研究領域以外の科目履修機会を設けることによって、専門性と同時に総合的な視野を持って生活造形に関わる様々な問題解決に貢献できる人材の育成を目指す。
③最先端の課題研究の遂行を通じて、問題解決の手法、論理的な思考法、発展的課題の設定法、科学に関する倫理をより深く学ぶ。
④研究の成果を社会に広く公開するためのプレゼンテーション能力を高め、専門的知識・技能を持って、産学連携、地域連携などの社会活動に参画・貢献できる機会を支援する。
ーーー
生活造形学専攻では、以下の方針に基づき、教育課程を体系的に編成・実施し、その研究の成果を修士(学術)の学位論文として作成し、高度な専門的職業人及び教育・研究者、指導者としての能力の確立を目指します。
①学際的な観点から造形意匠(デザイン)学、アパレル造形学、空間造形学の3研究領域における基盤的・先進的な専門知識・技能を修得し、かつ、それぞれの専門領域において自立して研究課題を設定し、研究を遂行できる人材を育成する。
②各研究領域以外の科目履修機会を設けることによって、専門性と同時に総合的な視野を持って生活造形に関わる様々な問題解決に貢献できる人材の育成を目指す。
③最先端の課題研究の遂行を通じて、問題解決の手法、論理的な思考法、発展的課題の設定法、科学に関する倫理をより深く学ぶ。
④研究の成果を社会に広く公開するためのプレゼンテーション能力を高め、専門的知識・技能を持って、産学連携、地域連携などの社会活動に参画・貢献できる機会を支援する。

生活福祉学専攻(博士前期課程)

生活福祉学専攻では、生活や福祉の意味するところを既知のものとして定めず、したがってその社会や時代によって生ずる問題課題の本質やその対応方法を分析理解する研究能力に重きをおき、以下のとおり教育課程を体系的に編成し実施します。あわせて、大学院設置基準第14条特例(昼夜開講)により、社会人等に配慮した研究指導体制も備えています。
①本専攻の教育課程は、基礎科目群、分野科目群、研究指導の3科目群から構成され、すべての科目群から所定の単位を取得する。
②基礎科目群は、本専攻の学問的基盤を理解するために福祉に関連する事項を多角的に学ぶ科目を配置しており、所定の単位を必修とする。
③分野科目群は、学生の研究分野をより深く探求するために福祉、介護、健康科学、生活科学、社会諸制度などに関連する科目を設定し、個別研究の進展を期する群として履修を求める。なお、研究指導については、指導教員の指導により単位を修得する。
以上をもって研究の成果を修士の学位論文として作成し、高い実効的な対応が可能な能力の確立を目指します。

博士後期課程

生活環境学専攻(博士後期課程)

生活環境学専攻では、以下の方針に基づき、教育課程を体系的に編成・実施し、その研究の成果を博士(家政学)の学位論文として作成し、高度な専門的職業人及び教育・研究者、指導者としての能力の確立を目指します。
①人間と環境の相互作用について家政学の視点から食物栄養学領域または生活造形学領域における基盤的・先進的な専門知識・技能を修得し、各専門領域において自立して研究・業務を遂行できる指導的人材を育成する。
②共通科目を設けることによって、各専門の上に立って健全な生活・地球環境の保全・向上に貢献できる人材の育成を目指す。
③最先端の課題研究の遂行を通じて、問題解決の手法、論理的な思考法、発展的課題の設定法、科学に関する倫理をより深く学ぶ。
④研究の成果を国内外の学会や学術誌に積極的に発表することを支援し、プレゼンテーション能力を高める機会をつくる。
⑤自ら主体的に研究を展開し、必要に応じて課題に関連した他研究機関との共同研究あるいは産学連携、地域連携などの社会貢献の経験が積めるように支援する。
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生活環境学専攻では、以下の方針に基づき、教育課程を体系的に編成・実施し、その研究の成果を博士(学術)の学位論文として作成し、高度な専門的職業人及び教育・研究者、指導者としての能力の確立を目指します。
①学際的な観点から食物栄養学領域または生活造形学領域における基盤的・先進的な専門知識・技能を修得し、各専門領域において自立して研究・業務を遂行できる指導的人材を育成する。
②共通科目を設けることによって、各専門の上に立って健全な生活・地球環境の保全・向上に貢献できる人材の育成を目指す。
③最先端の課題研究の遂行を通じて、問題解決の手法、論理的な思考法、発展的課題の設定法、科学に関する倫理をより深く学ぶ。
④研究の成果を国内外の学会や学術誌に積極的に発表することを支援し、プレゼンテーション能力を高める機会をつくる。
⑤自ら主体的に研究を展開し、必要に応じて課題に関連した他研究機関との共同研究あるいは産学連携、地域連携などの社会貢献の経験が積めるように支援する。