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夢中になれる!
京女らいふ

京女の学びとキャンパスライフに惹かれ、
地元を離れて京都へ。

京都女子大学に入学した決め手は何ですか?

私は山口県出身で、中学生の頃から京都に憧れていました。高校が女子校だったので女子大を視野に京都の大学を見てまわる中で、京女は在学生の方がすごくやさしく接してくださり、自分に合いそうだと感じました。あと、事前に大学案内を見ていて、『twinkle*』(※)に惹かれたというのもあります。『Woman Project』(※)など、自立した女性を育む環境があるのもいいなと思いました。京女の大学案内は隅々まで目を通し、受験勉強中はクラブ活動などの楽しそうなページを見て乗り切りました(笑)。

私は、兄が京都の大学のファッション系サークルに所属していて、「京女の『twinkle*』はデザインの格が違う」と話してくれたのがきっかけです。京女生になって『twinkle*』のメンバーになりたい!と思いました。オープンキャンパスにも訪れましたが、京女は学生が主体的に動いており、一人ひとりが自分の役割を自覚しながら行動している感じがいいなと思いました。将来、地元での就職も視野に入れる中で、可能性がより広がりそうな現代社会学部を選びました。

アパレル企画製作部
twinkle*

京女の文化系クラブの一つで、年に数回、ファッションショーを開催。デザイン・制作・演出・構成・動画・音源など、すべて部員で行なっています。

Woman Project

学生広報チーム「京女パレット」のメンバーが、京女の卒業生であり人生の先輩でもある“Woman"を取材。様々な女性の生き方を、ホームページや冊子で伝えています。

知りたかったこと、知らなかったこと。
思いっきり学んでいます。

いま、どんなことを学んでいますか?

ゼミがとても楽しいです。歴史が好きで、受験のときも史学科と迷ったのですが、国文学科に江戸時代の歌舞伎の台本などを研究する山﨑先生という方がおられて、そのゼミに入って研究したい!と思って国文学科を選びました。今は学びたかったことが学べています。

ゼミではどんなことを学んでいるの?

二回生では二つのゼミを選んで学ぶのですが、私は山﨑先生のゼミと、平安時代の文学を研究する坂本先生のゼミを選択しました。 三回生からさらに本格的に興味のある二分野を研究していき、四回生で卒業論文に取り組むというのが国文学科の学びのスタイルです。学びたいことがまだ定まっていない人も、この過程によって明確になっていくと思います。

そうなんですね。現代社会学科は一回生から前期と後期で興味のあるゼミを一つずつ選択して学びます。私は一回生の後期と二回生の前期に家族社会学や地域社会学を研究する奥井先生のゼミを受講しました。それまでは、少子高齢化などの問題はどこか他人事に思えていたのですが、講義を受けて、今の無知な自分のまま社会人になったら将釆やっていけない!と危機感を覚えて、今後も奥井先生のゼミで学ぼうと思いました。

もっと学びたいと思えるのはいいことですよね。私も歴史にどっぷり浸かっていて、いまは特にフィールドワークが楽しいです。先日は先生から平安時代の地図を渡されて、平安京のあった場所をめぐりました。菅原道真の家があったり、源氏物語が生まれた場所があったり…。実際に歴史に触れながら学べるのは京都ならではです。

歴史好きには理想的な環境ですね。私は奥井先生のゼミ以降は、無知だった自分を恥ずかしく思い、毎日、新聞を読むようになりました。私自身、もっと学びたいと思えることに出会えて、それを探究できる環境が京女にはあるので、いま学びたいことがないという人も、きっと京女でなら見つかると思います。特に現代社会学科は、幅広い分野の中から興味のあることを選んで学んでいけるのでおすすめです。

自分の可能性を広げるきっかけが、
京女にはある。

アパレル企画製作部『twinkle*』の部員でもあるお二人は、どのような活動をされているのですか?

開催されるファッションショーに向けて、私は衣装作りをするクリエイターと、衣装を着てショーで披露するモデルも担当してきました。一回生・二回生がメインで活動するクラブなので、三回生からはOG的な立場で後輩をサポートする役目になります。

私は入学式の日に『twinkle*』の先輩にチラシを渡されて「絶対入って!」と勧められて(笑)、モデルをさせていただきました。

私はもともとクリエイター志望で、モデルもできたらいいな…という思いもあったのですが、高校生までずっと猫背で自信もなくて。実際にモデルをさせていただくようになって、先輩方の美意識の高さに刺激を受けました。ショー当日に向けて、毎日ウォーキング練習などが続くハードな環境なのですが(笑)、その分、ショーが終わると達成感がすごくて涙が出ます。『twinkle*』のおかげで度胸も自信もつきました。

私も『twinkle*』での活動は全力で打ち込めていると自信を持って言えるので、入ってよかったと思います。普段よく遊ぶ人もこのメンバーです。『twinkle*』に入ったおかけで、服装だけでなく、姿勢を意識するようになりました。私も背の高さがコンプレックスで猫背気味だったのですが、ここは背の高い人が多くて、自分が普通に思えてきました(笑)。入部してヒールも履くようになりました。

寮生活についてはどうですか?

生活リズムがすごく整いました。寮には門限があり、もっと遊びたいと思うこともあるのですが、時間が決められていることで生活が乱れずに保たれているとも思います。寮生同士、学部や学年を超えて仲良くなれるのも魅力です。

私も一度は寮生活を経験してみたくて、一回生のときは寮で過ごしました。寮の建物はキレイですし、費用もリーズナブルなので助かりました。

将来の目標は?

以前は教員になりたかったのですが、今は目標が変わって、テレビ局の番組制作をする仕事に就きたいと思っています。京女の『Woman Project』で制作側の一員となり、社会で活躍する方々を取材して、そのストーリーを世の中に伝えることにやりがいを感じたのがきっかけです。『Woman Project』では、普段お会いすることができないような著名な方に直接お話を伺えたので、本当に貴重な経験をすることができました。就職に向けて、これまで興味がなかったことにも目を向けて知識を広げていきたいです。

私は将来、地元に帰るかどうかでまず迷っていて、それによって就職先も公務員か企業かで考えているところです。身近な目標としては、三回生でフィールドワークがあり、地域の方にインタビューする機会もあるので気を引き締めてがんばります。京女に入学して、主体的に取り組むことで成長を実感できたので、さらに成長するために自分を鼓舞して学んでいきます。学ぶ意欲がわいているので今から楽しみです。

京女には可能性を広げるきっかけやチャンスがたくさんあると感じます。いま高校生でやりたいことが見つかっていない人も、気になることがあったら手を出して掴んでみてほしいです。違うなと思えば手を離せばいいのだから(笑)。何でも一歩踏み出してみて、可能性を広げていけば充実した大学生活を送れると思います。